甘いものは「虫歯」になる?

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2020/11/21

出典:すくすく子育て[放送日]2020/11/21[再放送]2020/11/28

甘いおやつを食べたりジュースを飲んでばかりだと、虫歯も気になりますよね。そこで、甘いものと虫歯の関係を、小児歯科に長く携わっている倉治ななえさんに伺いました。

解説:
倉治ななえ(日本歯科大学附属病院 臨床教授/歯科医)

日本人の砂糖の消費量は世界でも少ない

甘いお菓子・砂糖を控えることが、虫歯の予防になると思いがちです。ところが、日本は世界の中でも、ひとりあたりの砂糖の消費量が少ないのに、子どもの虫歯の数は多いのです。

砂糖を制限することが、虫歯の予防につながるわけではありません。

だらだら食べが虫歯の原因のひとつ

日本の子どもに虫歯が多いのは、「だらだら食べ」が原因のひとつではないかといわれています。海外では、食事の後など、決められた時間にたくさん甘いものを食べるデザートの文化があります。一方、日本では、いつも何かを食べて、口の中に食べ物が残ってしまう「だらだら食べ」が多くみられます。

口の中に食べ物がない時間をしっかりあけると、自分の唾液で虫歯を修復する再石灰化が行われます。おやつと食事、食事と食事の間の時間が重要なのです。ここで、だらだらと食べていると、口の中がずっと酸性に傾いたままで、唾液の力で歯を修復する時間が足りなくなり、虫歯になってしまうのです。

虫歯予防のためには、甘いものを食べさせないことよりも、だらだら食べないことが大切です。甘いものを口にしたら、次の食事まで2〜3時間は間隔をあけるようにしましょう。

おやつで気をつけること

アメなど口の中にずっと甘みがとどまるものや、キャラメルなど歯にくっつくもの。そして、クッキーやチョコレート、グミなど、奥歯にはさまったまま残りやすいものには、特に気をつけてください。これらのお菓子を食べるときは、その後のケアが重要です。

ゼリーやアイスクリーム、ケーキなどは、短時間で口の中をさっと通り過ぎるので、意外と歯に優しいおやつです。ただし、食べたあとに水やお茶を飲んで、口の中に残さないようにしましょう。

どんなおやつでも、虫歯の元になる酸が作られないように、口の中を洗い流すことが大事です。食べたあとはジュースではなく、水やお茶を飲むことを習慣づけて、その後は何も食べない時間を作りましょう。


だらだら食べは 虫歯・偏食・生活リズムの乱れにつながる

コメント;太田百合子さん

だらだら食べは、虫歯の原因にもなりやすいのですが、偏食の原因になる場合もあります。生活リズムが崩れていくと、食べてほしい大事な食事を食べなくなってしまうこともあります。生活リズムを作る上で、おやつも食事も、ちゃんと時間を決めたほうがいいですね。

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