子どもの成長は楽しみなもの。赤ちゃんが少しずついろいろなことをできるようになる一方で、発達の基準を目にして不安になるパパ・ママも多いようです。「寝返りやはいはいが遅い」「こんなはいはいで大丈夫?」「発達が順番どおりではない」など、心配は尽きません。専門家と一緒に、赤ちゃんの体の発達について考えていきます。

専門家:
井桁容子(元保育士)
本田真美(小児神経専門医)
寝返りのギモン 反り返って寝返り!?
はいはいのギモン 後ろに進む、うつぶせが気になる
はいはいとつかまり立ち、順番は逆でもいい?
あんよのギモン つかまり立ちが早めだけど歩きは不安定
専門家とつながる「発達の相談」
やれることはたくさんある。心配なことがあれば相談を
本田真美さん
赤ちゃんの力には驚くものがあります。可能性もたくさんあります。寝返り・はいはい・あんよが大丈夫でなくても、やれることはたくさんあります。小さいうちにできる経験は、大人の関わりによって大きく変わります。心配なことがあれば、相談してみてください。
歩く前の過程をおもしろがるのも子育ての良さ
井桁容子さん
歌でもあったように「全てのことはメッセージ」です。手足や目の動きなど、子どものいろいろなところを見ていると「あれに気づいたんだな」「このへんが困ってるんだな」とわかります。チェックする目ではなく、優しい目でいると、メッセージが見えてきます。
子どもが歩きはじめると、それが当たり前になりますよね。だからこそ、歩く前の過程をおもしろがるのも子育てのよさです。せっかくだから過程を楽しむことを忘れないようにしてみてください。