はいはいとつかまり立ち、順番は逆でもいい?

息子は10か月になってもはいはいをしませんでした。「もうじきするかな」と思っていたら突然つかまり立ちをし、その1週間後にはいはいをはじめました。
ただ、2歳のとき保育士から「滑り台をひとりで滑れないのは、体幹が弱く安定しないせいかもしれない」との指摘がありました。はいはいとつかまり立ちの順番が逆になることは問題ないですか?
丸山桂里奈さん(MC) うちの子もはいはいの時期がほとんどなくて、何か見つけるとすぐ立ち上がったり歩こうとしたりしてたから気になっていました。
りんたろー。さん(MC) 手の力や肩の力、はいはいがあるほうがいいとも聞きますね。
住環境によっては立ちやすくなる
回答:本田真美さん はいはいをしっかりして、手支持やひざ支持ができてから、ひざの使い方がうまくなって立つのがいいと思います。一方で、住環境によって、はいはいするスペースがなかったり、家具がたくさん置いてあったりすると立ちやすくなります。知的好奇心が高い子は、自分の運動能力よりも先に「やりたい」がまさって、立ってしまうことがあるわけです。
発達の目安には幅がある
回答:本田真美さん 私たち小児科医がよく「マイルストーン」と言う発達の目安があります。乳児健診などは、この図にあるような、「この時期にはこういうことができる」を含めてみますが、目安には幅があります。※「デンバー式発達スクリーニング検査」をもとに作成
取りこぼした部分は後からでもできるようになる
回答:本田真美さん 幅があるのは、子どもひとりひとりのペースや、やりやすさなどがあるからです。特徴や性格もあるので、そういった時期の運動をしっかり積み上げる。取りこぼした部分は、後からでも工夫して環境を作ってあげるだけでできるようになります。
丸山桂里奈さん(MC) 散歩に行くと、子どもがクモみたいに四足歩行で20~30メートル歩いたりします。
本田真美さん いいと思いますよ。指先までしっかり力が入ることが大事です。桂里奈さんのお子さんのように、後からはいはいの経験を積んで、取りこぼした部分をしっかりと回収したほうがいいと思います。
―― はいはいとつかまり立ちの順番が逆になると、体幹に影響しますか?
体幹が弱いからつかまり立ちが先になることも
回答:本田真美さん はいはいとつかまり立ちの順番が逆になったから体幹が弱いのではなく、おそらく体幹が少し弱かったから、はいはいよりも先に反り返りの部分の立ちが先になったのかもしれません。
子どもがやりたくないなど気質によってやらない可能性も
回答:井桁容子さん 「滑り台をひとりで滑れない」という話がありましたね。もし滑り台が苦手、できるか自信がないと感じているとしたら、それはそれでいいと思います。斜面をおりたくないのかもしれない。誰もが滑り台を楽しむとは限りませんよね。私も滑り台が怖いですよ。
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