離乳食が終わっても、ひと手間かかる子どものごはん。小さくしたり、やわらかくしたりと大変です。そこで、親子の食事をパパッと作れる、電子レンジを使ったレシピを紹介します。
今回は、離乳食が終わった1歳半以降の子どもと一緒に食べられるメニューです。

講師: 若菜まりえ(料理研究家) 電子レンジ調理は幼児食作りにもピッタリです。時短になり、少量でも作ることができます。油の使用量を抑えて、ヘルシーに仕上がります。
電子レンジ調理のうつわの選び方
電子レンジ調理は、うつわ選びが大切です。

焦げやすかったり、かさが増える調理には「耐熱ガラスボウル」を使います。

汁気が少ないときは「耐熱皿」を使います。

電子レンジ調理対応の容器は、軽くて調理がしやすく便利です。
耐熱温度が140度以上のものを選びましょう。
トマトとツナのスパゲッティ

1品目は、トマトのうまみがおいしいスパゲッティです。
かさが増えるので、耐熱ガラスボウルを使います。
<材料 大人1人・子ども1人分>

- スパゲッティ※
- 150g
- ツナ缶(水煮)
- 1缶
- オリーブ油
- 大さじ1/2
- トマトの水煮(缶詰/カットタイプ)
- 1/2缶
- 水
- 250ml
- 砂糖
- 小さじ1
- 顆粒(かりゅう)スープの素(洋風)
- 小さじ1/2
※スパゲッティはゆで時間5分のものがおすすめです
離乳食が終わったばかりの子どもは内臓の機能が未熟なので、塩分を控えめにしましょう。大人は食べるときに調味料を加えて味を調節してください。
<作り方>

ボウルに、半分に折ったスパゲッティを入れ、麺がくっつかないようにオリーブ油をなじませます。

続いて、水・トマトの水煮・ツナ缶・砂糖・スープの素を入れ、全体を混ぜます。

水分を飛ばすため、ラップなしで電子レンジ(600W)に5分間(500Wでは6分)かけます。

いったん取り出し、かき混ぜます。途中で混ぜることで、加熱むらができにくくなります。
その後、追加で電子レンジ(600W)に5分間(500Wでは6分)かけたらできあがりです。

トマトのうまみがギュッと凝縮されたスパゲッティ。
大人はお好みで塩や粉チーズをかけてくださいね。

子ども用に取り分けた後に、ぴったりとラップをかぶせて5分ほど置くと、麺が蒸されてやわらかくなります。
ミートローフ

2品目は、子どもにも食べやすい、ふわふわのミートローフです。
電子レンジ調理対応の容器を使います。
<材料 大人3人・子ども2人分>

- 豚ひき肉
- 250g
- 絹ごし豆腐
- 150g
- パン粉
- 20g
- かつお節
- 1パック(3g)
- 塩
- ひとつまみ
- スライスチーズ(溶けるタイプ)
- 2枚
<作り方>

容器にチーズ以外のすべての材料(豚ひき肉・絹ごし豆腐・パン粉・かつお節・塩)を入れます。
豆腐は水切りせずに使います。

材料をスプーンなどで混ぜ合わせます。
豆腐を入れることで、ミートローフ全体の水分量が保たれ、ふっくらジューシーに仕上がります。

よく混ざったら、表面を平らにします。

スライスチーズを半分に切って並べましょう。

ふんわりとラップをかぶせます。蒸気を逃がすために、隙間を2か所開けてください。
※電子レンジ対応のラップを使ってください

電子レンジ(600W)に7分間(500Wでは8分20秒)かけたらできあがりです。

取り出した直後は、やわらかく切りづらいので、粗熱が取れてからカットしましょう。
大人はトマトケチャップやソースをかけてもおいしいですよ。
まいにちスクスク「親子でおいしい! 電子レンジでスピードごはん」の番組記事
- (1)離乳食が終わった子どものメニュー
- (2)3~6歳ごろの子どものメニュー「ごはん」編
- (3)3~6歳ごろの子どものメニュー「おかず」編
- (4)離乳食が終わった子どものスイーツ
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Eテレの育児情報番組「まいにちスクスク」でこれまでに放送した内容はこちら
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講師:
若菜まりえ(料理研究家)
電子レンジ調理は幼児食作りにもピッタリです。時短になり、少量でも作ることができます。油の使用量を抑えて、ヘルシーに仕上がります。