すくすく子育て 増刊号 2020(2)
今回の「すくすく子育て」は増刊号!
・パパに知ってほしいママの悩み
・反響が大きかったテーマをダイジェストで
・「すくすく子育てへのお便り」の質問に専門家が答えます
・「あきえの知ってビックリ!!赤ちゃんの世界」は液体ミルクの開発現場に潜入!
・「まいにちスクスク」より、子どもからの質問への答え方
古坂さんも納得! パパに知ってほしいママの悩み
子どもに厳しすぎて自己嫌悪に陥ってしまいがち。そんな悩みについて考えた「私の子育て 厳しすぎる?」から、古坂さんも納得したパパに知ってほしいママの悩みを紹介します。
これまでの放送より
これまで取り上げてきたテーマの中で、反響の大きかったものを紹介します。
『教えて! トイレトレーニング』
「おむつを卒業することの難しさ」「実はおしりがぬれる不快感からトレーニングが進むことはない」など、トイレトレーニングについてのさまざまな疑問に専門家が答えました。
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『見守る子育てって難しい?』
実際の保育施設での様子も見ながら、見守る子育ての難しさについて考えました。
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すくすく子育てへの「お便り」から
「すくすく子育て」ホームページでは、みなさんからのお便りを募集しています。お便りで寄せられた、悩みや疑問のいくつかに専門家が答えます。
「すくすく子育て」のホームページでは、みなさんからのお便りを募集しています。
子育ての不安や心配、疑問や質問など、どんどんお寄せください。
あきえの知ってビックリ!! 赤ちゃんの世界「液体ミルク」
赤ちゃんグッズの研究・開発現場にお邪魔して、どのように作られているのかレポートする「あきえの知ってビックリ!! 赤ちゃんの世界」。今回は、産休中の鈴木あきえさんに代わって、横澤夏子さん(8か月女の子のママ)が「液体ミルク」について調べました。
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「まいにちスクスク」より
「すくすく子育て」の姉妹番組「まいにちスクスク」。「どう答える?子どもからの質問」の回では、子どもから聞かれて困ってしまうような質問の答え方を、専門家に教えてもらいました。
今回は、とっておきの答えを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
素朴な質問への答え方は?
「どうして風は吹くの?」「どうして空は青いの?」など、子どもは、よく素朴な疑問を聞いてきますよね。親はどう答えたらいいのでしょうか。
発達心理学が専門の遠藤利彦さん(東京大学大学院 教授)に聞きました。
正しい答えより会話が大事。一緒に考えましょう
遠藤利彦さん みなさんは「どうして?」と聞かれると、たいていは何かを返すと思います。子どもにとって「どうして?」は、大人から反応を引き出す、いちばん効果的な聞き方なんです。必ずしも正しい答えを求めているわけではなく、お父さん・お母さんと話を続けたい気持ちの表れだと考えてください。 このとき、子どもと一緒に考えることが重要です。お父さん・お母さんにとっても疑問であれば「なんでだろうね、もしかしたら〇〇かな」と言ったり、「〇〇ちゃんはどう思う?」と子どもから答えを引き出すように聞くのも、ひとつの方法だと思います。
悲しい事件のことを聞かれたら?
子どもに知ってほしくないような悲しい事件を知られたとき、説明を求められたらなんと答えればいいのでしょう。
臨床発達心理士の久保山茂樹さん(国立特別支援教育総合研究所 上席総括研究員)に聞きました。
「あなたのことは守るからね」と安心させる
久保山茂樹さん 子どもが悲しい事件を知って「あの子は死んじゃったの?大変なの?」と聞いてきたときは、ひとまず「死んじゃったみたいだね」「けがをしたみたいだよ」と答えた上で、その後に「でもね、あなたはお父さん・お母さんがちゃんと守るからね」のひとことを加えることが大切です。 おそらく、子どもは自分にも起きるのではないかと心配して、そこはかとない不安を感じています。そのとき「あなたは大丈夫だよ」「ちゃんと守るよ」と繰り返すことで、子どもは安心できるのではないかと思います。
どうして幼稚園に行かないとだめなの?
子どもから「どうして幼稚園に行かなきゃいけないの?」と言われたとき、どう答えたらいいのでしょうか。
発達心理学が専門の坂上裕子さん(青山学院大学 教育人間科学部 教授)、幼児教育が専門の宮里暁美さん(お茶の水女子大学 教授)に聞きました。
子どもを注意深く観察したほうがいい
坂上裕子さん 子どもによっては、幼稚園に行きたくないけど、直接言えないから「どうして行かなきゃいけないの?」という聞き方をしている場合もあります。そのときの表情や口調などに、子どもの気持ちが反映されていると思いますので、注意深く観察してみてください。子どもがどんな思いなのか考えてあげましょう。
まずは子どもの気持ちを受け止めることが大切
宮里暁美さん 「どうして行かなきゃいけないの?」という質問に理屈で答えても、納得して行きたくなるものではありませんね。「そうか、今はスランプかもしれない」と思いながら、行きたくなるような工夫を考えるかもしれませんが、あまり真正面で向き合っても道は見つかりにくいと感じます。そんなときは、まずは子どもの気持ちを受け止めて、背中を押すことを心がけています。
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