イライラしてつい厳しい口調になったり、着替えやごはんが予定通りに進まないと急かしたり。番組アンケートによると、子どもに厳しくしすぎて自己嫌悪に陥っているという方が多くいました。そんな悩みについて、専門家と一緒に考えます。

専門家:
大日向雅美(恵泉女学園大学 学長/発達心理学)
今回のテーマについて
大日向雅美さん
客観的に厳しすぎるかどうかによらず、親自身が「自分は厳しすぎる」と思い込んでいる場合が多いようです。一方で、もっと厳しくしなければいけないのかも、と悩む方もいます。今の子育ての大変さのキーワードは「厳しさ」なのです。子どもに厳しくすると自己嫌悪にもなりやすいので、つらい思いをしているのではないでしょうか。
どうして子どもには厳しく怒ってしまうのか?
子どもに優しくできず、厳しすぎてしまうことがつらい… どうしたらいい?
厳しくしつけていくことで、親子関係に悪影響はない?
大日向雅美さん
実は、みなさんの話を聞きながら、私自身もやってきたことだと思い、つらかったですね。専門家とはいうけれど、してはいけないことをしたり、言ってはいけないことを言ったり、いろいろな間違いをしてきました。それでも、子どもは元気に明るく育ってくれました。まず、子どもは大丈夫なもの、そして、子育てのつらさを支えてくれる方を周りに持てれば大丈夫だと伝えたい。文脈で子どもと向き合って、点ではなく面で子育てできたらいいですね。