親と子のメンタルケア(2)幼児期前半(2〜3歳ころ)

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2021/03/16

出典:まいにちスクスク[放送日]2021/03/16[再放送]2021/03/23

あなたのお子さんは、ストレスを抱えていませんか? 子どもたちは保育園などへの入園、家の引っ越し、きょうだいの誕生など、環境の変化でストレスを感じることがあります。子どもがストレスを感じたとき、どうすればいいのでしょうか。
今回は「幼児期前半(2〜3歳ころ)」のメンタルケアについて、立花良之さんに教えてもらいました。

講師:
立花良之(国立成育医療研究センター こころの診療部 乳幼児メンタルヘルス診療科 診療部長)
乳幼児期の子どものメンタルヘルスにくわしい。

子どもの体の症状は心のサイン

小さい子どもは心と体が未分化で、心の反応が体に出ることがよくあります。おなかが痛い、調子が悪い、眠いといった体の症状は、心のサインかもしれません。

また、まだ自分の気持ちを言葉で伝えることができません。ストレスがたまってくると、睡眠や食欲の変化、赤ちゃん返りなどの行動に表れることもあります。

親の影響を受けやすい

小さい子どもほど、親の影響を受けやすいものです。例えば、親が仕事などで長い間ストレスを抱えていると、子どもにも反応が出てくる場合があります。「最近ぐずって手がかかるな」と感じたら、親自身にストレスがたまっていないか確認することも大切です。

子どものストレスの対処法

子どものストレスへの対応は、運動と睡眠が基本です。
日中は体を動かし、夜はしっかり睡眠をとる。規則正しい生活を送るうちに、だんだんストレスが緩和され、気持ちが安定するようになってきます。

いつでもできるリラクゼーション法

いつでもどこでもできる手軽なリラクゼーション法「いつでもどこでも体ギュ―」を紹介します。

最初に手を使う方法。手に力をこめて握り、5秒数えて力を抜きます。これを繰り返します。

これは、筋弛緩法(きんしかんほう)のひとつです。緊張しているときは無意識に力が入ってしまうことが多いもの。動作を繰り返すことでリラックスの効果が期待できます。
※筋弛緩法:体の各部位の筋肉に力を入れてから、ゆるめることで緊張をほぐす方法

続いて顔の緊張をほぐします。目や口を顔の中心に寄せて、5秒たったらゆるめます。

次に肩をゆるめます。両肩をあげて、すぼめるようにして、5秒数えたら力を抜きます。

緊張や不安が強いときなど、一連の運動を繰り返してみましょう。

スキンシップも効果的

お気に入りのぬいぐるみを抱きしめたり、親にだっこしてもらったりするのも、子どものストレスを和らげる効果があります。

スキンシップのときには、オキシトシンという人や動物に愛着を感じさせるホルモンが分泌されます。そのため、子どもだけでなく親にとっても、ストレスの軽減やリラックスの効果があります。スキンシップによって、愛着が深まることも期待できます。


まいにちスクスク
 
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