恥ずかしがりやの息子。小学校でお友達とうまくやっていけるでしょうか。

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2019/11/30

出典:すくすく子育て[放送日]2019/11/30[再放送]2019/12/07

5歳の息子は恥ずかしがりやで、お友達の中に入っていくことがあまり得意ではありません。小学校に行ったとき、自分でお友達をつくることができるか心配しています。今は幼稚園の先生が周りの子と仲良く遊べるように働きかけてくれているので楽しく過ごしていますが、ふだんは1人でブロックを組み立てたりじっくりと遊ぶことが大好きです。また、家では自分の意志表示ができますが、外ではあまりできません。幼稚園でも、歯みがきの順番を抜かされてそのことを言えずに泣いていたこともあります。小学校に入ると先生がずっと見てくれるわけではないので、友達とうまくやっていけるのか気になります。今から親ができることや心構えがあればぜひ教えてください。
(5歳1か月 男の子のママ)

自信がつくと人と関わろうとする力につながっていく。

回答:大豆生田啓友さん

これも多くの方が心配していますね。本当にお気持ちよくわかります。ただ、いちばん大事なことは、親が心配し過ぎないということです。親の緊張は子どもに伝わるので、「うちの子、けっこう頑張るんじゃないかな?」というくらいの感覚で思っておくことが大事なことの一つです。
また、積極的でなくても、遠巻きにいろいろな子の様子をよく見るタイプの子もいます。そういう子は他の人に対して表現をすることが少ないかもしれませんが、心の中ではすごく動いているのです。それは主体性や意欲がきちんとあるということなんですね。
でも、お子さんがほかの子に対して気持ちを表現しないと、親としては心配になってくると思います。その時に思い出していただきたい大事なことは、「子どもがたくさん自信をつけていくこと」です。「あれ頑張ってたよね」「ママ見てたよ」など、そういう声かけによって自信がついていくことで人と関わろうとする力につながっていくと思います。 

活発だからたくさん友達ができるわけではない

回答:汐見稔幸さん

引っ込み思案の子やあまりしゃべらない子同士が友達になることもよくあります。活発な子だから友達がたくさんできるというわけではありません。まわりの子どもたちをよく見て、この子となら気が合いそうだという子を見つけていろいろと関わります。友達ができるかどうかを心配し過ぎなくても大丈夫です。
恥ずかしがりやだと、新しいワークショップ型の授業についていくのは大変なのでは?

家庭でも、子どもに共感しながら対話していくことが大事です。

回答:汐見稔幸さん

ワークショップ型のような教育は、今まで「アクティブラーニング」という言い方をされてきました。でも、「アクティブ」という言葉に誤解があるのではないかと思っています。最近は、「主体的で対話的で深い学び」という言い方をしています。
主体的というのは子どもが自分でやりたいことをやっていくことです。対話的というのは、何かをする時に自分1人だけでやるんじゃなくて、意見を交換しながらやっていこうということです。おそらく、先生の指導のしかたにもよりますが、よくしゃべる子どもが目立つような授業というのは本来あるべき授業ではありません。先生がじーっと待っていて、「お、そういう意見持ってるんだね。なるほどね」というように引き出してくれたり、少し意見を言ったらちゃんと評価してくれたりして、意見を言うことがうれしいということが重なっていくと、どんな事でも話せるようになっていきます。
これまでの日本の教育は、先生の言うことをしっかり聞いているかが評価の基準になってきました。ひとりひとりが自分の意見を言うことが評価の基準になってないことが多いのではないでしょうか。それを切り替えていかなければならないと思います。
だから家庭でも、「ママの言うことを聞きなさい」と言うことはできるだけ減らしてほしいのです。「どうしてそう思うの?」と聞いて、子どもが何かを言ったら、「なるほどね」と共感しながら、「でもこういう時はどうするの?」などと、子どもと対話していくことです。そうやって子どもが「話すことはおもしろい」と感じる体験を重ねていってください。学校でも、何かの機会に話したことが評価されるようなことで、子どもは変わっていきます。 

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