幼児教育の現場では「10の姿」をどう生かしているの?

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2019/03/09

出典:すくすく子育て[放送日]2019/03/09[再放送]2019/03/16

幼児教育の現場では、「10の姿」をどう取り入れているのでしょうか。ある認定こども園の年長クラスの様子を見せていただきました。

卒園を前にしたこの時期、園の先生は「10の姿」の「社会生活との関わり」をもう少し伸ばしたいと考えて、子どもたちに「まち探検」を提案しました。

はじめに訪ねたのはお米屋さんです。

子どもたちは自分たちで考えていた質問を、お店の方に聞いていきます。ここで先生が意識していたのは、「10の姿」の「思考力の芽生え」や「言葉での伝え合い」です。

続いて、金物屋さんを訪ねます。

ここでは、子どもたちがおもしろがったものを買って帰ることにしました。子どもたちは折り畳み式のもの差しに興味を持ったようです。

園に戻ると、先生は「これは、折り畳むことができるもの差しで、長さを測るものです」と、子どもたちに使い方を教えました。

すると、子どもたちはいろいろなところの長さを測って、紙に記録していきます。子どもたちの関心が「数量」へとつながったのです。

まち探検に使った地図に興味を持って、地図記号を書きはじめる子もいます。「図形や標識」への関心につながったようです。

園の先生が「まち探検」のようなきっかけを作ることで、子ども自身がおもしろいことを見つけて、興味をさまざまに広げていきました。このような活動を繰り返すことで「10の姿」が育っていくのです。


子どもの興味・関心をよく見て、より広がるように

大豆生田啓友さん園の先生の役割は、とても大事になります。まず、子どもたちが何に興味・関心を持っているのか、よく見ています。そして、興味・関心が広がるように、子どもたちに提案していくのです。今回の例では「まち探検」をきっかけに、子どもたちがそれぞれでおもしろいと感じたことに興味を広げ、その中に「10の姿」のいろいろな要素を見ることができました。社会生活との関わりをはじめ、数量や図形への関心など、あらゆることにつながっています。このように子どもたちの興味・関心を広げていくことは、園の先生ならではのプロの仕事だと思います。
(大豆生田啓友さん)


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