子どもの靴と足の発達
小さい子どもの靴は、足に合っていないと発達に影響することもあります。どういう基準で選んだらいい? 子どもにとって最善の靴って? 子どもの靴と足について専門家と一緒に考えます。
専門家: 吉村眞由美(早稲田大学 人間科学学術院 招聘研究員) 落合達宏(宮城県立こども病院 整形外科医長/整形外科医)
今回のテーマについて
小さいうちに正しいサイズの靴を履くことが大事
吉村眞由美さん 子どもの靴選びは大切です。日本は草履文化の影響もあり、緩い状態を好む傾向があります。ですが、小さいうちに正しいサイズの靴を正しい履き方で履くことが大事です。すぐに「疲れた」と言う子は、もしかしたら靴が合っていないのかもしれません。
靴で足を優しく守ることが重要
落合達宏さん 大人の足と子どもの足は、大きさだけでなく構造が違います。足の骨のレントゲン写真を見ると、1歳ではすき間が空いているように見えます。軟骨のため映らないのが、子どもの骨の特徴です。大人の場合はがっしり組み合っている構造ですが、乳幼児の足の骨は軟骨のため変形しやすいのです。 そういった特徴があるので、子どもの靴は足をしっかり優しく守り、いい形の骨になるように育てることが重要です。![]()
PR