子どもに危ないことをどう教える?

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2022/04/02

出典:すくすく子育て[放送日]2022/04/02[再放送]2022/04/07

子どもに入ってほしくない場所にベビーゲートを設置していましたが、成長とともに突破されるようになったので、しかたなく撤去しました。すると、娘が階段から落ちて、唇を切ってしまうことがありました。入ってはいけない場所や、やってはいけないことを何度言い聞かせても、結局危ない場所に行ってしまいます。上の子が玄関の開け方を教えて、下の子たちが外に出ようとしていたこともありました。ずっと見続けるのにも限界があります。どうやって、危ないことを教えたらよいのでしょうか。
(お子さん4歳・2歳7か月の双子のママ)

3~4歳でも行動の結果の予測はまだ難しい

回答:坂本昌彦さん

1~2歳ぐらいの時期は、好奇心が強く、まだ危険予知能力も育っていません。何を言っても、言い聞かせることは難しいでしょう。
3~4歳ぐらいになると、少しずつ理解力が育ってきますが、まだ自分の行動の結果を予測するのは難しいと思います。

子どもの安全教育には時間がかかる

回答:坂本昌彦さん

ある保育園の園長から、子どもに言い聞かせるときは「短い言葉で端的に、怒らず、諭すように伝える」と伺ったことがあります。
例えば、「玄関から出ると車が来るよ。危ないでしょう。だから気をつけないといけないんだよ」のように言葉が多いと、子どもは何に気をつけていいのか、わからなくなってしまいます。端的に「玄関から外に出てはいけません」と、目線を合わせて、手を握って、ゆっくり言い聞かせましょう。



子どもへの安全教育には時間がかかります。繰り返し言い聞かせ、子どもが理解できるようになるのを待ってください。教育と並行して、補助錠やベビーゲートなどで危険な場所に近づけないようにする対策もおすすめです。

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