運動不足で急な体重増加!? どうしたらいい?

クリップ
クリップ

2020/08/29

出典:すくすく子育て[放送日]2020/08/29[再放送]2020/09/05

5歳の息子が、この4か月で、約4キロも体重が増えました。幼稚園が休園、児童館も休館になり、友だちと遊ぶことがなくなって、運動の機会が減りました。でも、食欲は以前と変わらず、同じ量を食べています。発育曲線で見ても、今ではやや太り気味です。大人であればダイエットなども考えるところですが、子どもの急な体重増加は、どうしたらいいでしょうか?
(5歳 男の子のママ)

おやつの回数・量を見直す

回答:草川功さん

おうちでの生活が長くなって、おやつの回数がいつもより増えたり、子どもがぐずったときに食べさせたりして、少し食生活が乱れているかもしれません。ダイエットのような食事制限ではなく、まずは、おやつの量・回数を見直すなど、食生活の改善を考えてみましょう。
体重を戻すために、運動することも考えたほうがよいのでしょうか?

急に運動量を増やすと、ケガにつながることも

回答:草川功さん

運動が少ない生活に慣れた人や急に体重が増えた人が、急に運動量を増やすと、ケガにつながることがあるので危険です。少しずつ体を動かすほうがよいでしょう。散歩をしたり、階段を上り下りしたり、いわゆる運動でなくてもよいのです。友だちと走り回って遊ばなくても、運動する方法はあると思います。
体重が増えたせいか、あまり体を動かしたがりません。歩いて出かけることも嫌がります。どうすればよいでしょう?

いろんな遊びを親子で試す

回答:野井真吾さん

おうちの中で、子どもが楽しんで体を動かす遊びを試してみましょう。いくつかの遊びを紹介します。



まずは、体を使ったじゃんけんです。「グー」は「両手で頭を抱え込んでしゃがむ」、「パー」は「両腕を上げて大きく広げる」、「チョキ」は「両腕を斜めに伸ばす」。体を大きく動かしてみましょう。



続いて、ティッシュキャッチです。上からティッシュを落としてキャッチするだけ。敏しょう性が高まります。



次は、片足フラミンゴ。両手を横に広げて、片足立ちします。どれぐらい続けられるか試してみましょう。長い時間倒れずに頑張ったら、ほめてあげてくださいね。



今度は、新聞紙を使った遊び「せまくなる新聞紙」です。新聞紙を半分に折って、その上に立ちます。半分ずつ小さくなるので、どんどん難しくなっていきますよ。姿勢を保つバランス感覚が育ちます。



次は、少しハードルが上がって「新聞走り」です。新聞紙を体の前に当てて、そのまま走ります。新聞紙が落ちないように走ってみましょう。



最後に、新聞紙を使った「紙鉄砲」。「パン!」と音が鳴って楽しいですよ。

いくつか遊びを紹介しましたが、子どもによって、自分からやりたがる、好きな遊びは違います。目が輝く瞬間が違うんです。大人も楽しみながら、いろんな遊びを一緒に試してみることが大切です。
子どもがワクワク・ドキドキできるような生活の積み重ねが、結果として心の身体的基盤である脳の育ちにつながります。子どもがワクワク・ドキドキできるツボを探してみましょう。

子どもの運動量が減った。体力への影響は?

思うように体を動かして遊べない… 子どもの心への影響は?

PR

×     閉じる