苦手なことにチャレンジしない子 このままで大丈夫?

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2020/03/28

出典:すくすく子育て[放送日]2020/03/28[再放送]2020/04/04

6歳になる息子は、友だちとかけまわったり、お兄ちゃんとサッカーをしたりとても元気です。ですが、鉄棒が苦手で、私が練習させようとしてもすぐにやめてしまいます。苦手なことにチャレンジしない姿勢が気になりますし、チャレンジしなければ、ずっとできないままなのではないかと不安です。このままで大丈夫なのでしょうか?
(6歳 男の子のママ)

“できないこと”より“できること”を。

回答:吉田伊津美さん(東京学芸大学 教授/幼児教育学)

無理にできないことをやらせても、子どもは嫌になってしまうのではないでしょうか。この時期、まだスポーツはそれほど必要ではありません。遊びの中で、いろいろな体の動きを経験していくことのほうが大切です。できないことを無理にやらせるより、今できることを十分に経験していくことで、結果としてできることが増えていくと思います。

“できそう”な仕掛けをつくる。

回答:野井真吾さん(日本体育大学 教授/教育生理学)

できることを十分にやることが大切です。まずは「できそう」なことに挑戦して、「できた」ということになれば、子どもの中に次から次へとやりたいことが広がっていくと思います。「できそう」と思える仕掛けを大人が作ってあげられるといいですね。もし、子どもが「もう簡単にできることばかりでつまらない」という状態になったら、ちょっとだけレベルを上げて「できそう」だと感じることに挑戦させてみるといいと思います。

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