特性ってなんだろう?

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2025/04/26

出典:すくすく子育て[放送日]2025/04/26[再放送]2025/05/01

子育て中の親1000人を対象に行った番組アンケートでは、子どもの気になる行動について、多くの親が発達の不安を抱えていると回答しました。
かんしゃくがひどい! 突然、泣きわめく…。空想の話ばかりしている…。困った行動をするのは、もともと備わっている「発達特性」によるものかもしれません。子どもそれぞれのよさと違いを認めながら、のびのびと育ち合う環境づくりについて考えます。

専門家:
星山麻木(明星大学 教育学部 教授/特別支援教育)

今回のテーマについて


―― 子どもの気になる行動は「発達特性」によるものかもしれないという話ですが、そもそも「特性」とはどういうものですか?

特性は「脳のクセ」。程度の差はあっても誰にでもある

回答:星山麻木さん

特性は、一言でいうと「脳のクセ」です。生まれつき脳の神経系には違いがあり、得意なことや苦手なことが、ある程度は備わっている傾向があります。程度の差はあっても、誰にでも「特性」はあると理解しておくと、子育てに役立つかもしれません。


―― いわゆる「発達障害」と「特性」では何が違いますか?

本人が周囲の状況で苦しむ場合は発達障害(神経発達症)と呼ぶことも

回答:星山麻木さん

特性は、周囲の状況によって出方が変わります。本人がそれによって困ったり苦しんだりする場合は、発達障害(神経発達症)と呼ぶ人もいるかもしれません。これは医学的な知見です。一方で、調整がうまくいくなど、本人のいいところを育てていけば、障害とは呼ばれないかもしれません。今は、治療すべき病気というより、神経系の発達の違い、多様性と考えるように変わってきています。

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