子どもたちは夢中で遊ぶ経験を通して「諦めない心」や「協調性」を育むといわれています。これらは「生きる力」「非認知能力」とも呼ばれ、AI時代でますます大切になると世界中で注目されています。子どもたちが夢中で遊ぶためのヒントを、専門家と一緒に考えます。

専門家:
大豆生田啓友(玉川大学 教授/乳幼児教育学)
今回のテーマについて
非認知能力は、思いきり遊ぶ中で育つ
大豆生田啓友さん
子どもが夢中で遊ぶ、遊び込むとき、うまくいかないことがあったとしても、そこに興味があれば「どうやったらできるか」自分で考えて、試行錯誤する側面があります。諦めずに「やり抜く力」や、自分はできると感じる「自己肯定感」、そういった生きる力の基礎となる「非認知能力」は、思いきり遊ぶ中で育つといわれています。
夢中で遊ぶには、どんなことをしたらいい?
子どもが集中して遊ばない!? どう関わればいい?
遊ぶ・食べる・寝るのサイクルは、元気に育つ大事な要素
大豆生田啓友さん
今回、すてきな子どもたちの姿をたくさん見せていただきました。「食う・寝る・遊ぶ」と言いますが、よく遊び、よく食べ、よく寝るというサイクルは、元気に育つ大事な要素だといわれています。
また、子どもの行動を見ていると、「なるほど」と思うことがたくさんあります。大人が子どもから発想を得ることも大事で、お互いにメリットがある見方もできます。遊びがどれだけ重要かを、みなさんと共有できたように思います。