日焼けの季節、赤ちゃんに日焼け止めは大丈夫?~赤ちゃんのスキンケア~

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第3回 日焼けの季節、赤ちゃんに日焼け止めは大丈夫?~赤ちゃんのスキンケア~

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春の暖かい季節は、赤ちゃんも一緒にお外で思い切り遊ばせてあげたいですよね。
でもこの時期から増えてくるのが紫外線。赤ちゃんの日焼けを気にされるママ・パパもいらっしゃると思います。

NHK育児番組「すくすく子育て」の解説から、赤ちゃんのスキンケアについて確認しましょう。解説をいただいたのは、こちらの2名の方々です。
馬場直子さん(神奈川県立こども医療センター 皮膚科部長)
大矢幸弘さん(国立成育医療研究センター アレルギー科医長)

赤ちゃんに日焼け止めを塗って大丈夫?

img_vol3_02日焼け対策として、思い浮かべるのは「日焼け止め」。
でも赤ちゃんの肌に塗って大丈夫か、心配になる場合もあると思います。
赤ちゃんの日焼け対策を、どのように考えればいいか、確認してみましょう。

『1歳未満や、肌が弱い子には塗らないのがベター』
(解説:馬場直子さん)
日焼け止めは紫外線から肌を守るものですが、肌にとっては決していいものではありません。基本的には、1歳未満や、肌が弱いお子さんには使いたくないのが本音です。しかし、1歳を過ぎて、おでかけの機会も多くなると、紫外線から肌を守るために日焼け止めを塗る必要があります。ただし、塗るのはトラブルのない健康な肌にしてください。SPF値(紫外線防御指数)が高いものほどかぶれやすいので注意しましょう。量は、パール1個分で大人の顔半分の面積(お子さんなら顔全体)が目安。強くすり込まずにスーッと伸ばして、肌にうっすらと白さが残るくらいがベストです。汗で流れ落ちてしまうので、長い外出の場合は、2時間おきくらいに塗り直しましょう。
『肌を刺激しないよう、保湿剤を塗った上から塗りましょう』
(解説:大矢幸弘さん)
基本的には、紫外線の強い時間は外出を避ける、つばの広い帽子や長袖長ズボンを着用するなど、紫外線を避ける工夫をして、日焼け止めを塗る時間をなるべく短くする工夫をしましょう。それでも直射日光が当たる場合は、保湿剤を塗った上から日焼け止めを塗るなど、できるだけ肌に刺激が少なくなるようにしてください。

保湿剤の「適量」って?

img_vol3_03赤ちゃんのスキンケアでは、「保湿剤」を使いますよね。
でも、その「保湿剤」の「適量」ってどれくらいの量なのでしょうか?
使用説明書を読んでも、「適量を塗ってください」としか書いてありませんので、不安になる場合もあると思います。確認してみましょう。

『「指先から第一関節まで」が大人の手のひら2枚分の面積に塗る適量』
(解説:馬場直子さん)
塗り薬の一回の使用量の基本は、大人の人差し指の指先から第一関節まで一直線にのばして(約2.5㎝)、この量を大人の手のひら2枚分の面積に塗るのが適量です。保湿剤はそれより少し多めでも大丈夫。ローションタイプだと、手のひらに1円玉大に出した量で手のひら2枚分が目安です。強くすり込む必要はありませんが、肌にのせるだけではなく、ある程度なじむように優しくすり込みます。塗った後の肌が少しテカテカするくらいの、しっとりした感じになるようにしてください。

湿疹やかゆみ、「アトピー性皮膚炎」のサインは?

img_vol3_04お子さんのスキンケアでは、湿疹ができたり、かゆみが出たりした場合、「アトピー性皮膚炎」なのでは?と不安になることがあると思います。「アトピー性皮膚炎」のサインとなるような症状を確認してみましょう。

【主な診断基準は 「かゆみを伴う」「左右対称の」「慢性的な」湿疹】
(解説:大矢幸弘さん)
アトピー性皮膚炎には複数の診断基準がありますが、主なものは湿疹。肌が乾燥し、かゆみを伴う湿疹が、慢性的にほぼ左右対称の部位にできる場合、アトピー性皮膚炎と診断されることが多いです。
しかし、アトピー性皮膚炎でも、湿疹でも、保湿などのスキンケアをきちんとして治療する、という基本は同じなので、「アトピー性皮膚炎かどうか」ということを気にする必要はありません。
【アトピー性皮膚炎は「初めに乾燥ありき」】
(解説:馬場直子さん)
アトピー性皮膚炎は、写真のように、赤みのある炎症が強く出る特徴があります。
・(写真左)頬やあご、乳首など、でっぱっていてこすれるところ。
・(写真中)関節の内側、ひざの裏など、こすれやすく汗のたまりやすいところ。
・(写真右)かゆい部分を寝ながら床にこすりつけて、ジュクジュクした状態に。
アトピー性皮膚炎は、「初めに乾燥肌ありき」といっても過言ではありません。アトピーかどうかにこだわるよりも、まずはスキンケアで肌を乾燥から守り、正常なバリア機能を回復させることが大切です。

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今回の特集は、いかがでしたでしょうか。
お子さんのスキンケアをして、楽しいゴールデンウイークをお過ごしください。
次回は、「赤ちゃんの正しい体温測定法と初夏に向けての体温調節」について解説しますので、次回もご覧ください。


赤ちゃんの健康特集

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