第1回 すくコムボイス「ママの辛い気持ちをラクにしてくれたあの一言」

クリップ
クリップ

9

ママの辛い気持ちをラクにしてくれたあの一言
「すくコムボイス」はじめまして!の第1回です。
「すくコムボイス」は毎回テーマをもうけて、子育てのいろんな思いや情報をみなさんとシェアすることを目的とした連載企画。すくコム編集部がリアルなママトークを繰り広げます。
(すくコム編集部についてはこちら
会員の方は各記事にコメントの投稿ができますので、ぜひご参加ください。
とりあげて欲しいテーマがございましたら「『すくコムボイス』でどんなトークがしたい?」へどうぞ。

初回のテーマは「ママの辛い気持ちをラクにしてくれたあの一言」です。


しばき
 
Eテレの番組「すくすく子育て」でも “育児疲れ” は反響の大きいテーマなのだそう。そもそも疲れちゃうとか、辛い気持ちになるのってどんなときなんだろう〜 みなさん子育てを振り返って、どんなとき辛かったですか?
 
むらさめ
 
私は周りが里帰りだったので、産後なんだか孤独でした。ストレスのせいか母乳トラブルもあって…
 
 
よこやま
 
 
授乳関連の涙ばなしは尽きませんよね。何か救われた言葉ありました?
 
 
むらさめ
卒乳の頃、母乳相談の先生に「お母さんががんばったからここまでよく飲んで大きくなったね、ありがとうって言わなきゃね」と言われて感動しました。「私がんばった、うんうん」って。
 
なかむら
 
あぁ、すごくよくわかります。私は里帰り出産だったけれど、体重がなかなか増えなくて、1か月健診の後、ミルク推進派の実母にいろいろ言われるだろうなぁと覚悟しましたが「体重以外は問題無かったの?健康で良かったね。」予想外の返答に救われたような気がしました。
 
しばき
母の言葉はいろいろ重いですね。私はお世話が大変な時期に「こんなに “おかあさん おかあさん” 言ってもらえるのは今だけよ」って母に言われて、はっとしました。
 
むらさめ
ひとことではないのですが、三砂ちづるさんの 「子どもをいだく喜びにひたってほしい」っていう詩ご存じですか?

「子どもをいだく喜びにひたってほしい」 三砂ちづる

いまあなたは、とてもとても忙しいだろうと思う。
慣れない幼い子どもとの日々に翻弄され、やってもやっても、やるべきことが終わらない家の中のあれこれにため息をつき、まして外で仕事のひとつでもしていれば、なんで私だけがこんなにがんばらなきゃいけないのよ、と腹のひとつも立ち、穏やかにぐっすりと眠ってとろとろと夢を見る、ということ自体がどこか遠い世界の出来事のように思うのかもしれない。

おむつもかえなきゃいけないし、おっぱいもあげなきゃいけないし、ちょっと大きくなってきたら「ママ、おしっこ」と起きてくるし。
ああ、私は毎日忙しい。
ゆっくり夢を見ること自体が、「夢」。
ゆっくり眠りたいだけ眠った、なんて、いったいいつのことだったかしら。

残念なことに、というか幸いなことに、というか、時間というものはゆくりなく過ぎ、いま、あなたがやっているようなことはあと数年と続かない。

彼らは学校に行くようになり、あなたの知らないところであなたの知らないことをする時間がふえ、あなたは夜はもう少しよく眠ることができるようになる。
そうすると、朝早くから起きて弁当のひとつも作り、子どもの外のつきあいの後始末などもしなければならなくなってくるけれど。つまりはフェイズが移る。

私はもう50をすぎている。
2人いる子どもは青年になり、文字どおり毎日どこで何をしているのやら。
見上げるような青年になって、私の知らない彼らの日常はまぶしい。
この人たちは、もう私の「手の内」では生きていないのだ。

ときおり、私は夢を見る。
夢の中には子どもたち2人がよく出てくる。
その彼らは、けっしていまのような「男に育った」彼らではない。夢に出てくるのは、幼い彼らだ。

お話ができて、自分のひざにのってくれるくらいの子どもである彼ら。
おそらくあと50年生きても、夢に出てくる私の子どもは、この大きさであるに違いない。
あのね、ママ、あのね、と、とても高い声で私を見上げ、「つまらないこと」をいちいち聞きにきたリ、報告したりする息子たち。
私がしゃがまないと、彼らの視線とは合わず、抱きしめれば、腕に足り、抱き上げれば、そのまま移動できる重さ。私の手の届くところにいる彼ら。

おかあさん、いまあなたのひざにいるお子さんのなんといとおしいことか。
母として、いちばんよい時期。いちばん印象に残る時期。
あなたの子どもはいつもその大きさで、あなたの夢の中で位置をしめ続ける。
あなたが人生でつらいことがあったとき、あなたの子どもたちは、そのような大きさであなたの夢にあらわれる。
それが現実と交錯するいまこそが、あなたの幸いでなくてなんであろうか。
涙ぐむようにして、幼い子どもをかきいだく喜びにひたってほしい。
それはひとときの至福であり、長き人生のうちで一瞬にして失われる、人生の最も美しい時間だからである。

v201509-1_book
三砂ちづる著「五感を育てる おむつなし育児」 より
2013年 主婦の友社発行

なかむらよこやましばきむらさめ
 
(涙)
 
 
しばき
 
このことに気がつくと、子育ての辛いこと乗り越えられそうです。
 
 
よこやま
 
ですよね、ほんと。このことに気づくと。
 


すくコムをご覧のみなさんにも、子育てで辛さを感じたときに「元気をもらった言葉」「救われる思いがした瞬間」ありますか? みなさんのコメントをお待ちしています。

※上記のコラムは出版元に掲載許可をいただいております。コメント投稿に際しては、書籍、歌詞などの著作物の掲載はできませんのでご了承くださいませ。

[みなさんのコメントを読む]


【ご注意ください】
番組(「すくすく子育て」「まいにちスクスク」など)へのご意見・お問い合わせは、NHKオンライン「ご意見、お問い合わせ」(http://www.nhk.or.jp/css/)までお願いいたします。こちらのコメント投稿でいただいた内容には返信ができません。


コメントを投稿するためには、すくコム会員登録が必要です。
会員登録は無料です。ぜひご登録ください。

新規会員登録

コメントする

コメントするにはログインが必要です

みなさまのコメント

  • まなつき2015/09/09 10:35 am
  • 小学生と幼稚園の娘がいます。幼稚園児ともなると私の言動をよくみています。着替えに時間がかかる。勉強しないで遊んでばっかり。そんな娘たちにイライラしていると“ママ怒ってる?”と聞かれてはっとすることがあります。私、何でこんなに怒ってるんだろ。三砂ちづるさんの「子どもをいだく喜びにひたってほしい」を読んで、そうだ、いまを大切にしなきゃと改めて思いました。ちょっとぐらい着替えに時間がかかってもいい。子どもなんだからたくさん遊べばいい…ですよね。
  • YUKA2015/09/08 5:18 pm
  • 現在9歳と6歳の娘がいます。 私には長女を妊娠してお腹の大きな時からのママ友がいます。 毎日の子育ての中でイライラして駄目な母親だなぁと思い自信をなくすたび悩みや愚痴を聞いてもらい、励まされアドバイスしてもらい皆も頑張っているんだから私も頑張らなくてはと思えました。 最近では小学校もバラバラになり、集まることも少なくなりましたが、たまに会うと「ちゃんといい子に育ってるわよ!」と言ってもらえて皆には沢山救われてます。 6年くらい前のこと、下の子が生まれて忙しくて上の子にイライラして怒っていると、ようやく書けるようになった字で手紙をくれました。 そこには「ママのわらったおかおがだいすき」と書いてあり私はハッとしました。 最近笑ってない!!怒ってばりだと・・・ 子育てのイライラを上の子にぶつけている事に気付き反省しました。 その手紙は今でもお財布に入れてあり、時々読んでは笑顔を忘れないようにお守りにしています。
  • マコタウン2015/09/07 7:40 pm
  • 乳児期、幼稚園、小学校低学年の今に至るまで大変だなぁと思う度、子育て経験者の40〜60代の先輩ママさん達に「 今が一番かわいい時だから育児を味わってねー」と言われる。経験者の言葉は重く、確かにこんなに父母を必要としてくれるのは小学校低学年までかもと思うようになった。安心して親ばなれできる自立した子になるためにも今しっかりスキンシップやしつけをしないといけないんだなぁーと実感してます。
  • かあやん2015/09/07 6:29 pm
  • 二人目出産時、上の子はイヤイヤ期&お母さんベッタリの絶頂期。 入院してる間おじいちゃんおばあちゃんとお留守番できるかな、弟が生まれたら自分一人だけのお母さんじゃなくなるコトわかってくれるかな、など不安が尽きませんでした。 そしていざ二人目出産。 初めて母と別々の夜を過ごし、翌日面会に現れた長男は、もうそのときからお兄ちゃんでした。 小さな小さな弟を抱いた私を見て、一瞬寂しそうな戸惑ったような顔をしたけど、そのまま私たちに向かって走ってきて、しゃがみこんだ私を弟ごと抱きしめてくれました! 私のくだらない心配を一気に吹き飛ばしてくれて、これから二人の子のお母さん頑張ろうと思わせてくれた、あのときの感動は一生忘れられないと思います。
  • はっちー2015/09/07 4:26 pm
  • 上の娘が入園し、世界の広がりから成長が見え嬉しい反面、今までより強くなった自己主張についついガミガミ叱ってしまいがちになっていました。 叱るのはお母さん、守ってくれるのはお父さんという比率が大きくなる中で、こんなお母さんになりたかったんじゃないのに…と焦ったり凹んだりな最近でした。 先日、娘が主人に「お父さん、大好き!」と言っているのを聞き、一瞬ヤキモチに似た気持ちすら感じたのですが、直後娘が「あ!でも、お母さんの次にだけどごめんね‼」と。 叱り役の私のことを、誰よりも大好きでいてくれる娘に救われた&感謝です。

PR

×     閉じる