子どもの目(4)目のトラブルとケア

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2022/02/24

出典:まいにちスクスク[放送日]2022/02/24[再放送]2022/03/03

子どもの「見る力」を育てるには、小さいころ、特に3歳までの時期がとても大切です。小児眼科・専門医の富田香さんに教えてもらいました。
今回は、目のトラブルとケアについてです。

講師:
富田香(小児眼科専門医)

結膜炎

子どもの目のトラブルで多いのは「結膜炎」です。大きく、ウイルスによるもの、細菌によるもの、アレルギー性のものに分けられます。

ウイルス性の結膜炎は、充血、涙目、まぶたやリンパ腺の腫れ、発熱などの症状が出ることがあります。感染力が強く、家族にもうつるので、手洗いなどの感染対策を徹底しましょう。

細菌性の結膜炎は、目やにが多く、風邪をひいたときにかかりやすいです。

アレルギー性結膜炎は、強いかゆみが特徴です。
どの結膜炎も、主に目薬で治療します。

目のケア

目やにや目薬など、目のケアのポイントは、清潔に・優しく・楽しい雰囲気でケアすることです。

目やに

目やには、清潔なガーゼやコットンを湿らせて、ふやかし、目頭から目尻の方向に、優しく拭いてあげましょう。こびりついているときも、強くこすらないようにしてください。
※目やにが多すぎるときや固まって取れない場合は眼科に行きましょう

涙と同じ成分の目薬を使ってふやかす方法もあります。

目薬

目薬をさすときは、まず大人のひざの間で子どもに上を向かせます。

下まぶたを軽く引き、あかんべえとしたところに1滴落とすのがベストです。でも、子どもは嫌がりますよね。無理矢理だと、どんどん目薬が嫌いになってしまうので、なるべく怖がらない方法でさしてあげられるといいですね。

目薬が視界に入らないよう、横を向いて、目尻から入れる方法があります。

目をつぶった状態で目頭にさし、目を開けて何回かまばたきすると、目の中に行き渡ります。
目薬によってはしみる場合もあるので、眼科で目薬を処方されるときにしみるかどうか確認しておきましょう。

目のケガ

遊んでいて目に何か当たった、刺さった、近くが切れたなどのケガは、なるべく早く眼科でみてもらいましょう。目を開けにくくしている、目をつぶろうとしているときは、黒目に傷がついていたり、ゴミが入っていたりする可能性が強いので、大至急、眼科に行ってください。

洗剤などの異物が目に入ったときは、まず洗うことが大切です。小さい子どもは目を洗うことが難しいので、すぐに眼科に連絡を入れて向かいましょう。一報を入れることで、眼科のほうでも洗眼の準備ができます。
眼科を受診する際は、受傷直後の写真、目に当たったもの、目に入った液体などの現物を持参すると治療に役立ちます。

そのほか、気をつけること

小さいころ、特に2歳未満の時期には、眼帯などで片目を覆ってはいけません。短い時間でも、ふさいだ目が弱視になる可能性があります。

目に何かあてる必要がある場合は、片目だけでなく、もう一方の目もふさいで、両目が見えないようにします。

富田香さん

赤ちゃんの目のトラブルは一生の見え方に影響します。心配なことがあったら、放置しないで、必ず眼科に相談してください。目のためには外遊びが大切なので、外でたくさん遊ばせてあげてください。

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