夏になると気になるのが熱中症。小さな子どもは、まだ体温調節がうまくできないので心配ですよね。新型コロナウイルスも気になるこの夏。子どもの熱中症について、専門家に教えてもらいました。

専門家:
榊原洋一(お茶の水女子大学 名誉教授/小児科医)
白石裕子(東京工科大学 医療保健学部看護学科 准教授)
熱中症とは?
榊原洋一さん
暑くて体温が上がると、汗を出して体温を下げようとします。でも、どんどん汗が出ていくと、体内の水分が少なくなり、脱水状態になります。脱水がひどくなると、体温を下げるためのしくみが働かなくなり、もっと体温が上がって、ぐったりしたり、ときには意識を失ったり、けいれんが起きる場合もあります。熱中症とは、そのような状態のことをいいます。
熱中症かどうか判断する方法は?
熱中症かもしれない…… どう応急処置すればいい?
熱中症予防のため、食事に塩分を足したほうがいい?
熱中症は、どんなとき病院に行けばいい?
熱中症にならないように、外出時の服装やマスクはどうしたらいい?
小さいころから、暑さに慣れたほうがいい?
小さい子は、暑いとき不要不急の外出を避ける
榊原洋一さん
熱中症が心配だと思いますが、今は、新型コロナも気になるところでしょう。小さい子どもは、特に夏の暑いときは、不要不急の外出を避けるのが重要だと思います。
対策をすれば、熱中症を過度に怖がらなくていい
白石裕子さん
部屋の温度に気をつける、炎天下に連れ出さない、こまめに水分を補給するなど、熱中症は、ちゃんと対策することで防ぐことができます。過度に怖がらずに、予防ができるものだと考えていただければと思います。