イヤイヤの対応としての“共感”はどこまでしてあげればいいの?

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2016/07/16

出典:すくすく子育て[放送日]2016/07/16[再放送]2016/07/22

公園に行ったときに、約束した時間になっても帰りたくないとイヤイヤをし出すことがあります。「そうだよね」と共感をしつつ、日によっては、約束の時間を延長します。
子どもに共感してあげることが大事だと聞くのですが、私の母親からは「甘やかし」と言われます。
どこまで共感してあげればいいのでしょうか?
(2歳10か月、3か月の男の子をもつママより)

子どもの気持ちを認めることと行動に移すことは別物

坂上 裕子さん回答:坂上 裕子さん

子どもの要求に応えることが、共感することだと思ってしまいがちですが、気持ちを認めることと行動に移すことは別物です。
子どもからすると、「こうしたかったんだよね」と気持ちをくみ取るような声かけをしてもらうだけでも、お母さんは自分のことを半分はわかってくれているんだなと感じます。
その上で、「でも、これはこういう理由でダメなんだよ」とダメな理由をしっかり伝えると、お父さんお母さんの都合や、世の中の都合というものがあることがわかっていきます。

子どもにも、お母さんの気持ちは伝わります。子どもの要求に応えられないときは、お母さんとお子さんとで、お互いに気持ちを伝えあうことで、良い落としどころをみつけてください。
子どもの要求に応えられるときは、応えてあげるといいと思います。

きぜんと対応すれば子どもにも伝わる

大豆生田 啓友さん回答:大豆生田 啓友さん

お母さん自身が、子どもに共感したい気持ちと、親の都合を優先したい気持ちとの間で揺れていると、それを子どもは察知します。そして、お母さんの気持ちが揺れている間は、まだイヤイヤを言っても大丈夫だろうと思います。

お母さんが「もう帰らないといけないから帰るよ」と、きぜんと対応すれば、子どもにも伝わります。そうしてあげないと、子どもが自分の気持ちを切り替えられません。
メリハリが大切です。きぜんと対応することは、子どもの気持ちの切り替えにもつながるため、とても大事なことだと思います。


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