親の歌いかけ、どのようなよい影響がある?
親子のコミュニケーションとして、子どもによく歌いかけています。子どもたちは歌が大好きで、いろんな曲を覚えてよく歌っています。下の子は子守歌も大好きで、夜泣きしたとき「ゆりかごのうた」などを歌ってあげると落ち着いてくれることが多いです。私が歌えば、眠いときは眠ってくれるし、怒って泣いているときは落ち着いて泣きやんでくれたりもします。音楽を流すよりも、親が歌うほうが、効果があるようです。親の歌いかけで子どもが安心できているようですが、子どもにどのような影響を与えているのでしょうか。
(お子さん5歳・2歳7か月のママ)
(お子さん5歳・2歳7か月のママ)
りんたろー。さん(MC) たしかに、歌っていると子どもが落ち着いていくことがありますね。
赤ちゃんは歌いかけるときのほうが語りかけるときよりも落ち着く
回答:梶川祥世さん ママが歌いかけるときのほうが、語りかける声よりも赤ちゃんが落ち着くという研究があります。ママの姿が見えない状態で、ひとりでねんねしているとき、歌いかけている声と、語りかけている声を聞かせると、歌いかけるほうが赤ちゃんの心拍が低い状態が維持されることがわかったのです。
歌は赤ちゃんの注意をひきつけ、覚えやすく安心感を覚える
回答:梶川祥世さん 歌いかけにはリズミカルな調子があり、赤ちゃんの注意をよりひきつけやすいといわれています。 また、歌はメロディーやサビの部分が繰り返され、とても覚えやすいので、赤ちゃんは「これ知ってる」と安心感を覚えることがあると考えられています。
祖母の歌声だと子どもが覚醒したことがあります。親の歌声のほうがよいのでしょうか。
(すくすくファミリー)
(すくすくファミリー)
興味が湧いて覚醒しても、聞き慣れてくれば穏やかになってくる
回答:梶川祥世さん 親や家族の声は、おなかの中で周りの音が聞こえていたころからなじみがあり、心地よいことと結びついていると考えられます。生後6か月以降になると好奇心が広がり、いろいろな人の声を聴きたがるようになります。はじめは興味が湧いて子どもが覚醒してしまっても、聞き慣れてくれば穏やかになってくると思います。
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