パパと子どもの関係が気になる… 親子でぶつかるのは特性のせい?

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2024/03/09

出典:すくすく子育て[放送日]2024/03/09[再放送]2024/03/14

私がいないところで、娘とパパがぶつかってばかりいて悩んでいます。娘がかんしゃくを起こしてパパを叩いたり、髪の毛を引っ張ったりすることが1~2年ほど続いていました。私や幼稚園の友だちにはしないんです。
パパと娘の関係をよくしたくて、専門家にも相談しました。子どもだけでなく、関わる親のほうにも特性や原因があるのでしょうか?
(お子さん4歳11か月のママ)

特性はみんな違う。親自身の特性も理解して

回答:星山麻木さん

よく「子どもをどう理解して、どう変えようか」が話題になりますが、親自身にもさまざまな特性があります。そして、親子の組み合わせや、友だちや先生などとの関係があり、いろいろなところでぶつかり合ったり共感したりします。特性が違う人たちが、理解という形でつながるのがいちばんですが、自分の特性を理解することで人生が豊かになるかもしれません。
特性同士の相性もあります。何が悪いというわけではありませんが、理解がしやすくなると思います。

特性を理解する方法 どの色がどれくらい当てはまるか考える

解説:星山麻木さん

脳の機能の違い・特性を理解する方法として、特性を7色の虹に例えて、どの色がどれくらいあてはまるかを考えるワークを提案しています。

「レッド」は、何でも一番がいい完璧が好きな正義の味方。頑張り屋で、うまくいかないとイライラ、予定の変更は苦手です。

「オレンジ」は、心優しいあわてんぼう。空想が好きで、人を喜ばせたい。自分のことは後回しで、忘れ物が多い。整理整頓が苦手。

「イエロー」は、すばやく動く人情家。好奇心が旺盛で、みんなと盛り上がりたい、じっとしていられないタイプ。待つのが苦手。

「グリーン」は、繊細なきちんとさん。とっても真面目で、集中力バツグンな反面、SOSを出すのが苦手。感覚が敏感。

「アクア」は、アートなど特別な才能を持つ孤高の天才型で、大勢の中にいることや気持ちを伝えるのが苦手。記憶力は抜群。

「ブルー」は、ゆっくりのおおらかさん。おだやかで優しいけれど、てきぱき動くこと、うまく話すことは得意じゃない。

「パープル」は、甘えん坊のさみしがりや。大事にされないと不安で、人を傷つけてしまう。自分の気持ちに素直。

みなさんはどんな特性が含まれていますか?

この7つの特性が自分にどれくらい含まれているか、MCの2人に色を塗ってもらいました。

鈴木あきえさんは「素早くきちんと完璧にやりたい忘れん坊」だと自分を分析しました。

古坂大魔王さんは「何でも一番がいい」「整理整頓が苦手で忘れっぽい」「人を喜ばせたい」「穏やかな部分もある」と、自己分析しました。

色のバランスは人それぞれです。さまざまな特性が、誰にでも含まれています。


星山麻木さん

よく色のよしあしを誤解されるのですが、これら色はみんなすてきな色です。自分だけのオリジナルな色をどうやって生かすのかが大切です。色の組み合わせは誰とも違うのです。
古坂大魔王さん(MC)

そうですね。誰にでもいろいろな特性が含まれていることが理解できます。全てお互いさまという気持ちがポイントだと感じます。

合理的配慮で、お互いの良いところを生かし合っていく

星山麻木さん

その考え方は、まさに「合理的配慮」という考え方です。工夫することで、もっと楽に生きられて、自分の得意や好きに生かせるのであれば、積極的に使っていこうということです。人間関係も同じで、合理的配慮でお互いのよいところを生かし合っていく。だから人間はみんな違っていいのでしょうね。
「みんな違って、みんなすばらしい」と本当に思える自分がいる一方で、親としての自分は「他の子と比べると遅いな」「うちだけ周りに迷惑かけているんじゃないか」という気持ちにもなります。なかなかお互いさまと思えないことがあります。どうしたらいいでしょうか?
鈴木あきえさん(MC)

「ソーシャル・インクルージョン」を体験できる場所が必要

回答:星山麻木さん

それは、日本の教育と関係があると思います。私たちは「同じであることは正しいこと」と教えられました。例えば、同じ年齢の人たちが、同じ学年で、同じ教科書で、同じことをやるのが当たり前になっています。
これから、多様な子どもたちがいることを受け入れていくためには、実際にいろいろな年齢や職業の人たちがいることを体験できるような場所も必要になってくるのではないでしょうか。そういった考え方を、「ソーシャル・インクルージョン」といいます。

ソーシャル・インクルージョンの実践例

東京・国立市に「ソーシャル・インクルージョン」を実践している施設があります。

くにたち未来共創拠点 矢川プラス

館長の細田直哉さんによると、子どもから高齢者までのあらゆる人が訪れることができる施設で、ひとことで言えば「自分たちが欲しい未来を自分たちの手でつくる場所」だといいます。

ここすきひろば(室内の子育てひろば)

子育てひろばや児童館など、親子が安心して過ごせる場所です。

みんなのホール/スタジオ

そんな育児支援施設としての機能に加えて、ホールやスタジオ、多目的ルームなど、あらゆる世代の人が自由に利用できる機能も備えています。そのたたずまいは、まるで1つの大きな家のようで、さまざまなイベントを通じて、世代を超えた人々の交流も自然に広がっています。

将棋体験・対局イベント/音楽ムーブメント

同じ年齢の関わりだけだと、どうしても違いや遅れなどを比べてしまいがちですが、異なる年齢や立場の人がいつもそばにいれば、その違いを通じて学び合い、育ち合うことができます。
多様な人との関わりの中で、お互いの特性を認め合い、支え合うソーシャル・インクルージョン。このような場所が増えていくと、子育てももっとしやすくなりそうですね。

お互いの強みでつながり、多様なコミュニティを作っていく

星山麻木さん

私たちはジグソーパズルのように、形も色もみんな違います。そんな私たちが、これからお互いの強みでつながっていくと、もっと大きくなれるのではないでしょうか。あたたかな仲間や、いろいろな人たちと多様なコミュニティを作っていくところが、私たちの求めていることだと思います。
古坂大魔王さん(MC)

私は、いろいろな種類の仲間がいると自信満々で仕事ができます。安心感がありますよね。
鈴木あきえさん(MC)

本当にそうですね。自分の色はなかなか意識していませんでしたが、自分らしさや自分のよいところも見つめながら子育てできたら、お互いにハッピーになれるように思います。

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