仕事で帰りが夜の6時半くらいになり、子どもの生活リズムを保つのが難しい。

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2020/08/15

出典:すくすく子育て[放送日]2020/08/15[再放送]2020/08/22

仕事をしながら1歳の娘を育てています。仕事を終えて保育園に迎えに行き、帰宅するのは夜の6時半ごろ。それから子どもが寝るまでの間が、唯一コミュニケーションが密にとれる時間です。でも、子どもの生活リズムを考えると、夜9時には寝かしつけたいと思っています。
母乳をあげたり、夕食の準備をしたり、お風呂に入れたり、歯をみがいてあげたり。食事を週末に準備して冷凍するなどの工夫をしていますが、バタバタしている間に9時になってしまいます。子どもと遊ぶ時間は、お風呂にお湯をためているときぐらいです。時計を見ると気持ちが焦りますし、寝る時間が遅くなると罪悪感がわいてきます。どうしても帰宅が夜の6時半くらいにはなってしまうので、子どもの生活リズムを保つのが難しいと思っています。
(1歳2か月 女の子のママ)

生活リズムは大切。1時間ぐらいのズレに収めることを心がけて

回答:遠藤利彦さん

子どもの発達にとって、一定の時間に寝て起きる生活のリズムはとても大切です。あくまで目安ですが、連続した睡眠を10時間程度とることが、一般的には望ましいといわれています。でも、忙しく時間が限られた中で、生活リズムを崩さないようにするのは大変ですよね。そんなときは「一定の時間」に幅を持たせて、例えば1時間程度のズレに収めることを心がけてみるとよいでしょう。
子どもと過ごせる時間が、1日に4時間くらいしかありません。親子のコミュニケーションと睡眠時間、どちらを大事にしたらいいでしょうか?

コミュニケーションは、やりとりの質を大切に

回答:遠藤利彦さん

コミュニケーションを、時間の長さと、やりとりの内容という視点で考えてみましょう。このとき、どちらかといえば「やりとりの質」を大切にしたほうがよいのではないかと個人的には思います。

一緒に生活していること全てがコミュニケーション

回答:大日向雅美さん

遊んだり、絵本を読んだりすることだけがコミュニケーションではありません。子どもが小さなころは、子どもと一緒にいること、一緒に生活していること全てがコミュニケーションだと思ってください。例えば、寝かしつけは、抱きしめてあげたり、歌を歌ってあげたりする、最高のコミュニケーションですよ。
私たちの生活には、理想として目指すことと、理想通りにならないことの両方があります。そのバランスを、もっと楽に考えてよいと思います。「夜9時には寝かしつけをしないと」と焦らず、「9時になったらねんねのコミュニケーションをしよう」というように考えてみてください。

子どものスムーズな寝つきのために

多くの方から、子どもの就寝時間が遅くなってしまうという悩みが寄せられています。子どもの体と心の健康について研究している野井真吾さんに、子どもの睡眠についてうかがいました。

解説:野井真吾さん

夜眠くなるのは、メラトニンなどのホルモンの影響です。このメラトニンの分泌を促すには、昼間太陽の光を浴びる・適度に体を動かす活動をする・夜は暗い環境をつくる、このような生活のしかたが大切です。

「少し暗い環境をつくる」という点でいうと、仕事で帰りが夜になるのであれば、はじめから部屋の照明を少し暗くしておくのもよいでしょう。例えば、ふだんから電球を何本か抜いておくなどの方法があります。
暗いほうが寝やすいとはいえ、部屋がまっ暗だと怖がって眠れない子もいます。そのような場合は豆電球が必要かもしれません。また、寝る前には、激しい運動や遊びなど、体や気持ちが興奮することは避けてください。

睡眠は、子どもにとってとても大事なものです。同じ時間に寝て、同じ時間に起きる、そのような生活のリズムをつくることが大切です。リズムが崩れると、寝にくい・起きにくい体になってしまいます。平日も休日も含めて、なるべく同じリズムで過ごすことを心がけてください。


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