いつ治るの? アトピー性皮膚炎

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2024/03/02

出典:すくすく子育て[放送日]2024/03/02[再放送]2024/03/07

次女(5か月)のアトピー性皮膚炎で悩んでいます。生後1か月半から湿疹が出始め、2か月半ぐらいで病院にかかり、中等症のアトピー性皮膚炎と診断されました。それから週に1回、皮膚科に通院しています。毎日、ステロイド薬と保湿剤を塗り続けていますが、薬を減らすとぶり返したり、薬を塗っていないところに新たな湿疹ができたり、なかなか治療に終わりが見えずつらいです。
(お子さん2歳3か月・5か月のママ)

アレルギー疾患は治療に時間がかかる

回答:今井孝成さん

アトピー性皮膚炎に限らず、アレルギー疾患の治療は、どうしても長くかかります。はじめから早く治ることは期待せず、じっくり取り組みましょう。

薬を減らすのが早すぎるとぶり返す

回答:今井孝成さん

アトピー性皮膚炎の治療には、いくつかコツがあります。塗り薬は、長い間塗っていると減らしたくなってしまいがちです。でも、薬を減らしてはいけない段階で減らしてしまうと、ぶり返すことになります。じっくり腰を据えて、湿疹が全くなくなるまでしっかり薬を続けてください。

薬の塗り方

薬は、適切な量をしっかり塗ります。表面上は治っているように見えても、内部に炎症があるので、量も回数も減らさず塗り続けます。医師と相談し、ゆっくり薬を減らしながら治療を進めてください。
※治療期間は症状によって異なります。
※塗り薬以外の治療法もでてきています。くわしくは医師に相談してください 。

子どものアレルギーは治る可能性があるので、長い目で治療に取り組む

回答:今井孝成さん

子どものアレルギーは、治る可能性があります。ぜひ長い目で見て、治ることを期待して治療に取り組みましょう。子どもは治る可能性が高いので、そのためにもしっかりいい皮膚の状態を続けることが大事です。よくなってくると薬を減らしたくなりがちですが、そこで減らさずじっくりと治療に取り組むことが大事です。

<アトピー性皮膚炎の治療>
・いい皮膚の状態を保つ
・一見よくなったように見えてもすぐに薬を減らさず根気強く治療を続ける


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