妻に子育てに関する意見が言えない… どう話せばいい?

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2022/03/05

出典:すくすく子育て[放送日]2022/03/05[再放送]2022/03/12

夫婦共働きで子育てをしています。以前は家事を積極的に手伝っていましたが、妻のダメ出しでだんだん嫌になってしまい、最近では指示待ちになっています。妻のやり方や考えが正解になっていて、子育てでも、私が違うことをすると間違いのようになり、自分の意見が言えないことに悩んでいます。
夫婦で食い違いがある状態は、子どもにとっても、あまりよくないと思っていますが、このまま我慢を続ければいいのか、どんなきっかけで話せばよいのか… コミュニケーションのしかたを相談したいです。
(お子さん2歳のパパ)

ふだんの会話の種類を意識する

回答:石井クンツ昌子さん

育児は、誰かに言われてするよりも、子どもの成長に関わりたいという自分の気持ちからするのがいちばんよいですね。
日本では、アメリカなどと比べると、親子の「縦の関係」は非常に意識されますが、夫婦の「横の関係」はあまり重要視されない傾向があります。ふだんの会話の種類を意識してみましょう。
会話の種類は、主に2種類あると言われています。小さな子を持つパパ・ママがよく話すのは「レポート・トーク」です。例えば、「保育園の運動会」「ピアノのレッスン日」など、連絡事項や事実関係の確認について話すこと。もうひとつは、フランス語の「ラポール(つながり・交流)」からきた「ラポール・トーク」。心の奥底にある本心を話しながら問題解決をする話し方です。この「ラポール・トーク」レベルの話し合いができるとよいでしょう。
本心を話すのはなかなか難しいと思いますが、どのようにしていけばよいでしょう?

最初は言葉よりも文字で伝えることで伝えやすくなる

回答:石井クンツ昌子さん

例えば、携帯のコミュニケーションツールやノートを使って、簡単に思っていることを書いてみてください。会話で伝えるのが難しくても、文字であれば、何となく思っていることを素直に書くことができて、話し合いにつながるのではないかと思います。ちょっとした工夫が必要ですね。

ひとりで悩む「“弧”育て」にならないように

回答:石井クンツ昌子さん

パパ友など、周りのパパに相談するのもひとつの方法です。ママもパパも、子育てが孤立して「“弧”育て」になることは避けてください。
パパ友はどのように作っていますか?

職場や保育園などのパパと子育ての悩みを共有する

回答:泉秀生さん

私の場合は、職場でパパになったばかりの人と会話して、子育ての様子や悩み、夫婦関係などを共有しています。子どもの保育園・幼稚園の送り迎えで顔を合わせるパパとは、いろいろと話もできるようになりました。SNSなどでも、気軽に自分が思っていることを話すことができるでしょう。深入りしない仲かもしれませんが、同じ悩みを抱えている人がいることを知ることも大切だと思います。

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