だっこが上手にできません。だっこの基本を教えてほしい!

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2019/04/20

出典:すくすく子育て[放送日]2019/04/20[再放送]2019/04/27

寝かしつけの前に僕がだっこすると、背中をピョンと反らせて飛び出ようとします。お母さんだとピタッとおさまるのに僕だとそうならないのでいつも困っています。
(4か月の女の子のパパ)
だっこすると嫌がって蹴られたり、体をグーっと離されたりしてギブアップ。妻に預けるしかなくなってしまいます。妻にも、「もうちょっと頑張ってよ」と言われます。
(11か月の女の子のパパ)
ママの声に近づくように、声を高くして話しかけると泣き止むのかなあと思ってやってみたら、子どもは泣きやまないし、ママに気持ち悪いと言われました(笑)。
(6か月の男の子のパパ)

赤ちゃんが安心するだっこの基本

解説:岩佐寛子さん

横だき

1. いきなりだっこをすると、赤ちゃんがびっくりしてしまうので、予告してあげましょう。だっこをする前に「だっこしようか?」「ねんねしようか?」など、赤ちゃんに声をかけます。

2. 頭を支え、ひじの所に持って行きます。そしてグーっと赤ちゃんを連れて来て、自分の体に近づけます。赤ちゃんのお尻ではなく、赤ちゃんの膝の裏に腕を添えると背中が自然に丸くなり、赤ちゃんがリラックスできる体勢になります。

縦だき

1. お尻に手を持っていき、手首ではなくひじでお尻を支えましょう。赤ちゃんの足はダランと下ろさずにM字の形にすると、お腹とお腹が密着してだっこが安定します。


2. だっこするときの姿勢は、まっすぐに立つこと。軸がずれると、だっこをしている人も疲れやすく、赤ちゃんも安定しません。

パパのためのだっこ・おんぶ講座

ある子育て支援施設では、だっこ・おんぶ講座を開催しています。この日はパパ向けの講座に3組の親子が参加しました。

基本的なだっこをレクチャーした後、さまざまなだっこひもを使ってコツを教えてくれます。共通するポイントは、パパから赤ちゃんの顔が見えるようにすることです。

続いて、サラシひとつで簡単にできるおんぶの方法も教えてくれました。

1. 長さ5m幅30cmほどのサラシの真ん中を赤ちゃんの背中にあてる。

2. サラシを両脇に通し、胸元で強く握る。

3. サラシを握ったまま背負う。


4. 肩にかかるサラシを後ろへもっていく。


5. 赤ちゃんの膝の裏にサラシをあてる。

6. 胸の前で結ぶ。


おんぶは赤ちゃんの手足が自由になり、災害時に避難するときなどにも便利です。
最初は赤ちゃんも嫌がることがあるかもしれませんが、慣れてくると赤ちゃんが自らしがみつけるようになり、安定しておんぶすることができます。
最近では、こうしただっこやおんぶの講座が各地で行われています。


「だっこは子育ての基本」と言われるのはなぜ?

おんぶはだっこに比べ、赤ちゃんが感じる安心感はどうなりますか?

だっこで寝かしつけができません。パパだと寝ないのはなぜ?

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