“親が習わせたい”はよくない?

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2021/11/20

出典:すくすく子育て[放送日]2021/11/20[再放送]2021/11/27

将来、役に立つことをさせたいと思って、長男(5歳3か月)の英語の習いごとを始めました。そのほか、パパの希望でサッカー教室に通わせていましたが、4か月でやめてしまいました。今後、ピアノ教室や絵画教室なども考えていますが、「すぐにやめるのでは」と慎重になっています。サッカー教室が嫌いになったことを考えると、子どもの可能性を1つつぶしてしまったのではないかと思い、親の軽い気持ちで習いごとをさせるのが不安です。
今のところ、英語は楽しんでいるようです。もともと知識欲があって、例えば深海魚が好きで、私が答えられないようなことも聞いてきます。まずは経験させることが、やりたいものを見つける方法のひとつかなと思っています。
本人が自発的にやりたいと言った習いごとと、親がさせたものとでは、子どもにとって違いがあるのでしょうか。親が習わせたいものをさせるのは、よくないのでしょうか。
(お子さん5歳3か月・3歳9か月・8か月のママ)

親が習わせたいことは、習わせていい

回答:帆足暁子さん

子どもはまだ体験が少ないので、体験しないと習いたいかどうかわかりません。親が何かを習わせたいと考えたら、習わせてあげていいと思います。このとき、「あなたのために」ではなく、「私があなたにやってほしい」と、正直に伝えましょう。
もし、子どもが「やりたくない」と言ったら、残念ながらやらせてあげられません。だけど、子どもが「やってもいい」と言うのであれば、「ありがとう」と伝えて始めることが大事です。

どんな教室・先生かを確認して、子どもに安全や安心を保証する

回答:帆足暁子さん

「子どもの可能性をなくしてしまうのではないか」と心配するのは、大事なことです。そのため、どんな教室・先生なのかを確認しましょう。子どもの気持ちを大事にしながら教えてくれているか、本物に出会わせてもらえるのか、などです。親から離れて行う子どもの活動は、子どものことを大事に思う分、親がしっかり確認して、安全や安心感を子どもに保証してあげることが欠かせないと思います。

親が魅力的だと思っていることは、子どものいいモデルになる

回答:大豆生田啓友さん

親が習わせたいことを、子どもに習わせてもいいと思います。「サッカー、すごくおもしろいんだよ」など、親が魅力的だと思っていることは、子どもにとっていいモデルや憧れのモデルになることがあるのです。子どもに期待過剰になると、つらくなることもあるので注意しましょう。

「やっぱりやりたい」という気持ちも大事にする

回答:大豆生田啓友さん

習いごとを「嫌だ」と思っていても、その後、友だちの影響などで、「やっぱりやりたい」と思うようになることがあります。一度「やりたくない」と言ったからといって、必ずしももうだめとは限りません。その後の子どもの気持ちを大事にしてほしいと思います。
将来役立つかどうかを、習いごとの判断基準にするのはどうでしょうか?

目に見える成果だけでなく、意欲のようなものが大事

回答:大豆生田啓友さん

役に立つことを基準にすると、「〇〇ができるようになる」など目に見える成果が気になると思います。もちろん、できるようになることは大事ですが、それ以上に、あと伸びする力が大事だと思います。例えば、コミュニケーション力や、うまくいかないときでも自分の気持ちを切り替えたり、あきらめないで夢中になってやり抜こうとする力など、意欲のようなものが大事なんです。
そのためにも、子どもが夢中になったり、「ちょっとうまくいかないけど頑張ってみようかな」と思えるような、ワクワクする経験が大切です。私の考えでは、それが重要な判断基準だと思います。

習いごとは小学校まで必要ない? 始めるならいつから?

「習いごとをやめたい」と言われたら、どこまで子どもの気持ちを尊重する?

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