しつけのしかたがわからない! どんなしかたでしつければいいの?

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2019/09/28

出典:すくすく子育て[放送日]2019/09/28[再放送]2019/10/05

下の子が生まれてから、2歳の長男に、つい「あれダメ」「これダメ」と、否定形や怒り口調で注意してしまいます。「椅子に立たないで!」「ジャンプしないで!」「そこ走らないで!」、余裕がないときには「なんでそんなことしてるの!」と強く言ってしまいます。最近は、長男が「ごめんなさい」ばかり言うようになり、さすがに怒り過ぎたのではないかと思い始めています。穏やかに言うにはどうすればいいのでしょうか。どんなしかたでしつければいいのでしょうか。
(2歳7か月、10か月 男の子のママ)

しつけの前に大事なことは、「親子の温かい関係づくり」です。

回答:福丸由佳さん

ママは本当に大変な時期ですよね。すごくよくがんばっていると思います。本当は怒りたくないし、穏やかに言えたらとも思っている。でも、なかなかそうはいかないのですね。
しつけをする前に大事なのは、まず「親子の温かな関係づくり」を意識することです。親としては、良くないところに気がついて注意してしまうのですが、それよりも、気付いて伝えてあげたいことは、子どもが「何気なくできていること」や、「ちょっと頑張っていること」です。ただそれも、1日中は無理ですので、まずは1日5分だけ意識してみてください。

1日5分 意識的に子どもと向き合う

解説:福丸由佳さん

その5分の「意識する時間」は、子どもと遊ぶ時間につくるようにします。
このとき、大事なのは「親が子どものリードについていく姿勢」であること。
さらに、声をかけるときに意識するポイントが3つあります。

1.具体的にほめる。

子どもをほめるときには、どの行動かを具体的に伝えます。

2.会話を繰り返す

子どもの言葉を繰り返したり、言い換えたりしながら、きちんと受け止めて返します。

3.行動を言葉にする

子どもがした悪い行動ではなく、あえて普通にできていることを言葉で表現します。

子どもについていく姿勢で見ていると、「普通にできていること」や「何気なく言っている言葉」に気付くことができます。すると、子どもは気付いてもらえていることで安心し、関係がよくなっていきます。
いい関係ができると、それを土台にしながら子どもに指示を伝えやすくなります。

また、子どもに伝えるときにも、少し工夫すると、子どもは指示に従いやすくなります。

やるべきことを肯定文で伝える

例えば、「椅子の上に乗っちゃダメ」と言われるよりも、「椅子から降りなさい」と言われたほうがわかりやすい。
「乗っちゃダメ」だと、「じゃあ、こっちに移ればいいのかな」「降りてピョンピョンすればいいのかな」と、具体的に何をすればいいかわかりづらいので、してほしいことを肯定文で伝えます。

一度にひとつだけ伝える

してほしいことを伝えるときも、いくつものことを一度に伝えるのではなく、欲張らないことです。
「椅子から降りてね」と伝えて、椅子から降りることができたら、「あ、降りたね」とそこにも気付いて言葉にして伝えます。

いい関係づくりは、一朝一夕にはできません。コミュニケーションの大切さやその理由を考えたり、実践的なロールプレイをしたりしながら、時間をかけてじっくり習得する必要があります。

意識的に子どもに向き合う5分間は、子どもにとって大事な「遊び」の中で。

コメント:福丸由佳さん

意識的に子どもに向き合う5分間は、遊びの中で行うといいと思います。子どもにとって「遊び」は何より楽しく、大事なことですね。その大事なことの中で、親と子、大人と子どものいい関係を築くことがしつけの前提になっていきます。お互いの信頼関係があって初めて、しつけというものができるようになると思います。

10回のうちの1回できたら、「あらできた、すごいねえ」と言うこともしつけ。

コメント:汐見稔幸さん

0、1、2歳の子どもの保育では、否定語、禁止語、命令語は原則として使いません。例えば、子どもに10回お願いをして、そのうちの1回できたら、「あらできた、すごいねえ」と言うこともしつけなんですね。すると、子どもは認められているので、うれしくなります。

上の子と下の子のしつけの基準にぐらつきがあります。

きつい口調や厳しすぎるしつけ、人格形成に影響しますか?

言葉が通じない子どもへのしつけ、どうすればいいの?

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