産後、体力が低下していつもつらい。

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2019/06/29

出典:すくすく子育て[放送日]2019/06/29[再放送]2019/07/06

産後、以前から患っている子宮内膜症が悪化しました。体力が低下して、カゼをひくと治りにくくなり、たえず腰痛やけんしょう炎に悩まされています。もともとあった偏頭痛も、痛みが強くなり、さらに、生理前のイライラが以前よりひどくなりました。元気だと言えるときがあまりなく、いつもつらいし、どこかしら痛いか、イライラしています。

産後の体の不調は、女性ホルモン分泌量の急激な低下、心の不調などいくつかの原因が考えられます。

回答:笠井靖代さん

産後の体の不調は、急激に女性ホルモンの分泌量が低下することや、赤ちゃんを同じ姿勢でだっこしたり、授乳をしたりすることが主な原因だと考えられます。
ただ、子宮内膜症やPMS(月経前症候群/生理前のイライラや体調不良などの症状)などは、婦人科を受診すれば少し症状を軽くする方法が見つかると思います。
胃腸のトラブルや耳鳴りなど、心のSOSが体の症状として表れてくる場合もあるので、注意してください。そのような場合は、メンタルクリニックなどの専門医に相談すると安心です。出産した病院で一度相談して、そこからつないでもらうことができると思います。

症状に気づいたら、我慢せずになるべく早く受診することが大事。

回答:市川香織さん

お母さんになると自分のことはどうしても後回しになってしまうので、症状があって気付いていても、ギリギリまで我慢してしまうことも多いのではないでしょうか。自分がまず元気になることが、子どもにとっても家族にとっても大事なことだと考えて、早めに受診することが大事だと思います。

産後のうつまたはうつ傾向

番組「すくすく子育て」のアンケートで「産後の不調がある」と回答した人のうち、10人に1人が、産後にうつ、またはうつ傾向になったと答えています。

解説:市川香織さん

かなりショックなことですが、妊娠中から産後1年未満の妊産婦の死亡原因の第1位は自殺です。
産後うつやうつ傾向は、早く気付けば、予防策を講じることもできます。とにかくそういう状況が起こるかもしれないということを、家族みんなで知っておくこと、みんなでケアすることが大事です。

1人目の妊娠中、心のバランスが崩れた。2人目もそうなるのではと心配です。

体験談から考える。産後の心と体

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