夜泣きの対応に、やっていいこと悪いことはありますか?
娘が1歳を過ぎても夜泣きが続いていることに悩んでいます。ママ友には「1歳を過ぎると寝るようになるよ」と言われましたが、娘はひと晩に3回、週の半分は夜泣きがあります。私自身が、娘に寝る力をつけてあげられていないのではないかと思っています。
そして、夜泣きを落ち着かせるため授乳に頼っていることが、夜泣きが続く原因ではないかと心配しています。夜泣きの対応はいろいろ試してはいるのですが、結局は授乳しているので、娘も泣けばおっぱいをもらえると思っているのかもしれません。自分自身も手を抜いているような罪悪感を持ってしまいます。
夜泣きの対応に、やっていいこと悪いことはあるのでしょうか。
(1歳1か月の女の子をもつママより)
親子の数だけ正解がある。おっぱいでの対応も問題ない
回答:市川香織さん 夜泣きの対応にはいろいろありますが、これが正解という対応はありません。親子の数だけ正解の数もあるのではないでしょうか。授乳することでお子さんが安心するのであれば、逆に強みだと考えて自信を持ってください。2歳ぐらいまでは、子どもがおっぱいを欲しがるのは一般的なことですし、お子さんの年齢的にもまったく心配ありません。
家事や寝る時間を見直して、親子が安定する生活リズムを
回答:黒田公美さん 赤ちゃんは、自分のそばに誰かがいてくれているか確認するために、夜中に起きることもあります。そのとき親がいないと、親が戻ってきてくれるのかわからず不安になるのかもしれません。親としては、赤ちゃんを早く寝かしつけて、その後に家事などいろいろなことをやりたいと考えると思いますが、そうであるなら、いっそ親がやりたいことが終わるまで赤ちゃんには寝るのを待ってもらい、用事が終わったら親子で一緒に寝るという方法もあります。朝は赤ちゃんより早く起きて、用事をすることもできます。このように、家事や寝る時間を見直してみてはいかがでしょうか。家庭の事情で少し夜型になったとしても、親子の生活リズムが安定することが大切だと思います。
家庭に合っていれば、周りと違っても気にしない
回答:黒田公美さん 夜泣きの対応方法が、家庭に合っていて、親子で納得できているのであれば、それがいちばんいい方法だと考えてよいでしょう。その方法が周りの人たちと違っていても気にする必要はありません。
子どもに危険がなければ大丈夫
回答:市川香織さん 子どもに危険がなければ、どのような対応でも間違いではないと思います。例えば、車に乗るとよく寝てくれるような子どもであれば、夜泣きのときはドライブに出かけたり、ベビーカーに乗せて家の周りをひと回りしたり。親は大変かもしれませんが、その対応で落ち着いて寝てくれるのであれば、気分転換もできるのではないでしょうか。
子どもが寝る力を身につけるために、親ができることはありますか?
子どもは自分で眠る練習をしている
回答:黒田公美さん 赤ちゃんは、寝るために自分でいろいろな工夫をしています。例えば、寝やすい姿勢を探したり、指をしゃぶってみたり、口をパクパクさせたり、場合によっては好きな毛布をだっこしたり。赤ちゃんも、気持ちよく寝たい、泣きたくない、朝はすっきり起きたいと思っています。夜泣きをしている時期は、その練習の途中で、いずれ必ずできるようになっていきます。 ですので、親が赤ちゃんに寝る力を身につけさせるというよりも、親は赤ちゃんが自分の力で行っている練習を見守って、練習の妨げになるものがあれば取り除いてあげるというスタンスが基本になるのではないでしょうか。
すくすくポイント
PR