働いたほうがいい? でも働けない… どうしたらいい?

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2018/07/14

出典:すくすく子育て[放送日]2018/07/14[再放送]2018/07/21

以前はIT系の仕事をしていましたが、転職活動中に妊娠がわかったこともあり、やむなく専業主婦になりました。今、子どもの成長過程をずっと見ることができるのが専業主婦の特権だと思っていますが、どうしても気持ちがモヤモヤしてしまいます。
例えば、学生のころの友人は、ほとんど育休後に仕事復帰していて、自分だけが専業主婦なのかという思いがあります。ニュースを見ても、女性の活躍、働く女性を応援、といったことが言われています。働いていないと社会的に支援されないのかなと、取り残されたように感じることもあります。
保育園には入れないし、毎日のように両親の世話になるわけにもいかないし、働こうにも働けない。今後のことを考えると、教育費なども必要になってくるので、働きたい気持ちはありますが、どうしたらいいのか…
(3歳と10か月の男の子をもつママより)

気持ちが揺れるのは新しい時代に入ってきたから

大日向雅美さん回答:大日向雅美さん

少し大げさに言えば、みなさんは、女性が働くことに関して、日本の歴史史上とても特殊な状況にいます。
昭和のはじめまでは、農業や漁業などの第1次産業がほとんどで、女性も働くことが当たり前でした。働くかどうかは女性自身が選ぶことではなく、当時は専業主婦という選択肢はほとんどありませんでした。その後、高度経済成長期のころから少したったころ、政策的に、男性が精いっぱい働くために女性が専業主婦になっていきました。このときも、女性が自分で道を選ぶということではなかった。そして今は、少子高齢化が進み、女性の労働力も必要になって、初めて働くかどうかを女性が自分で選べるようになりました。でも、社会の環境が十分整ったとは言えないので、どうしようかと女性たちの気持ちが揺れるんです。
揺れる気持ちは、みなさんがダメだからではなく、この社会が新しい時代に入っている特殊な状況にいるからです。揺れるのが当たり前なんです。だからこそ、女性として、自分でどう生きるかをしっかり考えていい。働くのであれば、どの時点で仕事に戻るのか、そのような人生設計も考えていく。みなさんは、本当の意味で女性の力を発揮する時代の先に立っているともいえるんです。

専業主婦の経験は仕事に生きる

大日向雅美さん回答:大日向雅美さん

長い間社会から隔絶されて「仕事に戻っても能力不足では」と迷っている専業主婦の方がよくいますが、その認識は間違っています。家事や子育てや介護などの経験が、復職したときに力となって発揮できるんです。いつも子どもの世話をしながら料理をつくるなど、一度に複数の仕事を段取りして実行していますよね。そういった総合能力は、仕事に戻ったときに、すごく役立ちます。また、聞き分けのない子に寄り添って、向き合って、我慢強く生きています。これから、誰もが弱者になりえる時代に、そんな経験や忍耐力が、本当に役立つと思います。

自分で自分を認めることがスタート

大日向雅美さん回答:大日向雅美さん

子どもがいるのに働いていたら「どうして働くの?子どもがかわいそう」と言われます。でも、専業主婦をしていると「どうして働かないの?」となるんです。そんなものですので、気にすることはありません。何かを言われたら、「そう思われているんだ」と、一旦ピリオドを打ちましょう。そして、「私はどう答えるの」と自分に問い直してみる。今、私は頑張っている、こんなに悩んでいる、このままでいいと思っていない、努力が必要だ。問いかけて、いろいろな自分自身を認めて、評価する。いちばん自分を評価できるのは、自分ではないでしょうか。自分で自分を認めることがスタートですよ。


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