専業主婦はヒマだと思われる… 大変さを理解してもらえないのはなぜ?

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2018/07/14

出典:すくすく子育て[放送日]2018/07/14[再放送]2018/07/21

夫が起業したこともあり、サポートするため専業主婦になりました。夫の仕事の帰りはいつも深夜で、平日に育児を協力してもらうのは難しい状態。私も育児しながら仕事を続けていくことは無理だろうと思いました。専業主婦になったことに後悔はありませんが、モヤモヤとすることはあります。
例えば、独身の友人に会うと、だいたい「仕事しているの?」と聞かれ、「専業主婦だよ」と答えると「楽しそうでいいね」と言われて。他意はないのでしょうけど、楽ではないのに…と思ってしまいます。朝早くに起きて、ご飯を作って食べさせて、食器を洗って、掃除、洗濯、オムツ替え。毎日やることがいっぱいで、その上、子どもをみていると自分の思い通りに進められません。子どもが遊んでいるときも、危なくないか目が離せないので、気を張り詰めています。
私も子どもを持つまでは、こんなに大変だとわかっていませんでした。友人もそうだと思います。パパには大変さを共感してほしくて、毎日のスケジュールを見せたことがありますが「この時間は削れるよ」と言われ、私の気持ちが伝わっていないように感じました…。
育児をするのは当たり前だと思われていて、私はどこで評価されるのだろう、目標はどうしたらいいのだろうと思うことがあります。どうして専業主婦は暇のように思われるのか、こんなに理解してもらえないものなのでしょうか。
(2歳6か月の男の子をもつママより)

認めてほしい人にわかってもらう

大日向雅美さん回答:大日向雅美さん

小さなお子さんは思い通りにはいかないし、自分のペースで物事を進められないし、朝から晩まで24時間みている専業主婦の大変さは筆舌に尽くしがたい。その大変さを誰にでもわかってもらうのは無理かもしれません。それに、子育ての経験のない友人に「大変ね」と言われると、かえって落ち込んでしまうかも。でも、私たちはやっぱり認めてほしいから、誰に認めてもらいたいのかをはっきりしておくことです。
ママたちが、いちばん共感してほしいのは、身近にいるパパではないかと思います。だとしたら、しっかりとパパと闘うべきです。いっときのことでなく、しっかりとスケジュール表をお見せになったのですから、「休みの日は半日子どもを見てほしい」など話し合ってみましょう。
パパと話し合うときに大事なことは、パパにも言い分があるのではと考えることです。一家の生計を立てるため、外に出て厳しい仕事をしている。その大変さを想像して、その上で「パパのことも考えている。私のことも想像してほしい」と、相互互換的に交渉していくような闘いをしましょう。簡単に「楽」だなんて、言ってほしくはありませんよね。


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