友だちが「かわいい」と言ってくれる服を着たがる。人の目ばかり気にする子にならない?

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2018/05/19

出典:すくすく子育て[放送日]2018/05/19[再放送]2018/05/26

娘が、友だちが「かわいい」と言ってくれる服を毎日着ていきたいと泣きそうな顔で訴えます。「ママはどの服もかわいいと思うよ」と伝えますが、不満そうです。そこまで友だちに合わせる必要があるのでしょうか。将来、人の目ばかりを気にする子にならないかと心配です。
(4歳3か月の女の子をもつママより)

4歳ごろは人と同じことをやりたい時期

岩立京子さん回答:岩立京子さん

発達的な視点で見ると、4歳ごろは人と同じことをやりたい「ステレオタイプ」の時期です。例えば、同じテーブルの子どもたちに絵を描かせると、みんながお姫様と家と太陽の絵になるようなことです。
お子さんは友だちの気持ちもわかってきているので、友だちが「一緒にしようね」と言うと、その気持ちに沿いたいわけです。このまま自分の思いが表現できない子になるわけではなく、この時期の特徴だと思いますので、子どもが着たい服を着せてあげてよいと思います。この先、だんだんと自分というものが出てくると思います。

「人とうまくやる」と「自分は自分」の両方が必要

大豆生田啓友さん回答:大豆生田啓友さん

4歳のお子さんとしては、友だちとどう折り合うかを上手にやっていると思います。友だちとの関係も「社会」ですので、その中でうまく関わることは大事なことです。そのような意味で、頑張っていると思います。
また、社会を大事にしながらも、同時に「自分はこれが好き・自分はこうしたい」という部分も大事にしていくべきです。だから、子どもに「あなたはどうしたい?」「あなたがやっていた○○はすてきね」といったことを、いつも言ってあげてもいいのではないかと思います。「みんなと同じでなくても、あなたの世界はここがすてき」と伝えることで、子どもの“自分”がきちんと育っていくのではないかと思います。


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