公園や子育て支援センターにいったとき、子どもがものを取り合ったり、ちょっと手が出たり逆に出されたりしています。そんなときどう対応したらいいのでしょうか?
(2歳1か月の男の子をもつママより)
トラブルは社会性を育てるチャンス
回答:井桁 容子さん トラブルはダメだと思っている保護者の方が多いかもしれませんが、誰でも自分以外の人と考え方が違うのは当然で、トラブルになることも珍しくありませんよね。 そこから考えると、お子さん同士のぶつかり合いは、相手の気持ちを理解するチャンスだと考えたほうがいいと思います。 「○○ちゃんが使っているの急に欲しくなっちゃったんだ、でも今は使ってるから同じものを探してこない?」など、自分と相手の気持ちを言葉にしてあげるチャンスなんです。 次に同じようなことでぶつかったら、その言葉が浮かぶような体験にしてあげることが大事です。 やみくもに「ダメ」と言われると、表現する言葉を持てず人とぶつかることが怖くなってしまうと思います。 長い目で見れば、きちんと自分の思いを表現できることが、社会性が育つことにつながります。 ケンカをしないだけで社会性があるとは言えません。 自分の思いが表現できて、相手の気持ちもわかることが社会性のある人だと思います。 ですから、子どもがケンカをしても「やった!相手の気持ちを伝えるチャンスだぞ」と思って「そんなことしたら、○○ちゃんびっくりするよ」などと言葉にして伝えたほうが、子どもも人に対してふくよかになると思います。
まずは子どもの気持ちに共感すること
回答:汐見 稔幸さん ポイントはどんなケンカであっても、まずはケンカをしている当人の気持ちに共感することです。 「これほしかったよね」「今使いたかったんだよね」というように声をかけると、子どもの中で「僕のことを分かってくれている」という判断が生まれるんです。 そうすると、この人の話を聞いてみようとなります。 ケンカをしている当事者、どちらの気持ちにも共感しないと上手な対応になりません。
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回答:井桁 容子さん
トラブルはダメだと思っている保護者の方が多いかもしれませんが、誰でも自分以外の人と考え方が違うのは当然で、トラブルになることも珍しくありませんよね。
そこから考えると、お子さん同士のぶつかり合いは、相手の気持ちを理解するチャンスだと考えたほうがいいと思います。
「○○ちゃんが使っているの急に欲しくなっちゃったんだ、でも今は使ってるから同じものを探してこない?」など、自分と相手の気持ちを言葉にしてあげるチャンスなんです。
次に同じようなことでぶつかったら、その言葉が浮かぶような体験にしてあげることが大事です。
やみくもに「ダメ」と言われると、表現する言葉を持てず人とぶつかることが怖くなってしまうと思います。
長い目で見れば、きちんと自分の思いを表現できることが、社会性が育つことにつながります。
ケンカをしないだけで社会性があるとは言えません。
自分の思いが表現できて、相手の気持ちもわかることが社会性のある人だと思います。
ですから、子どもがケンカをしても「やった!相手の気持ちを伝えるチャンスだぞ」と思って「そんなことしたら、○○ちゃんびっくりするよ」などと言葉にして伝えたほうが、子どもも人に対してふくよかになると思います。
回答:汐見 稔幸さん
ポイントはどんなケンカであっても、まずはケンカをしている当人の気持ちに共感することです。
「これほしかったよね」「今使いたかったんだよね」というように声をかけると、子どもの中で「僕のことを分かってくれている」という判断が生まれるんです。
そうすると、この人の話を聞いてみようとなります。
ケンカをしている当事者、どちらの気持ちにも共感しないと上手な対応になりません。
