子どもが仲間はずれに… 親がどこまで介入していい?

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2022/07/23

出典:すくすく子育て[放送日]2022/07/23[再放送]2022/07/28

娘が保育園から帰ってきたときに、「お友だちから『一緒に遊ばない』と言われた」と訴えるようになりました。園で女の子のグループができて、そのグループのリーダーから仲間はずれにされることがあるようです。親がどこまで介入していいのか、どう声をかければよいのか、どういう姿勢で話を聞くのがよいのか悩んでいます。
(お子さん6歳ふたごのママ・パパ)

人間関係の成長のひとつの側面

回答:川田学さん

子ども同士の人間関係が深まっていくとグループができます。毎日遊ぶ人が違うわけではなく、仲よしのグループで遊びたい。「今日はグループでイメージしていることをやりたい」といったことがあります。仲間はずれというより、人間関係が深まっていく中で、もう少しグループの中で閉じてやりたいのだと思います。
「みんな仲よし」というわけにはいかず、ときにはグループに入れる・入れないといったことが、子ども同士の人間関係でも出てくるわけです。これは、人間関係の成長のひとつの側面だと思います。
例えば、大人でも、カラオケに行くときと食事に行くときで、グループが違うことがあります。「今回はこの3人で行こう」と考えて、ほかの人をうまく断ることもある。少し残酷なようですが、「この3人だけで話したい」といったタイミングがあるわけです。人間関係では、誰でもいつでも入れることがいいとは限りません。それは、子ども同士でも言えることなのです。そのような気持ちをうまく伝えることができないので、仲間はずれのように見えることがあると思います。

リーダーが固定しているわけではない

回答:渡邊暢子さん

この時期は、ことばが達者な子がリーダーになりやすく、中心的になってしまうことがあります。でも、ずっとリーダーが固定しているわけではありません。遊びの種類によっては、リーダーや中心的になる子が変わることがあります。
もしかすると、ほかの遊びには入れていたけど、入りたかった遊びに入れなかったのかもしれません。もし心配であれば、園の先生に友だち関係について聞いてみてください。この時期によくあることで、大したことではないこともあると思います。

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