1人で動きたがる子を守るには?
家族3人でショッピングセンターへ出かけたときのことです。パパと息子が一緒にトイレに行ったのですが、パパがまだトイレなのに、息子が「ママのところへ行く」と言って、ひとりで戻ってきてしまいました。その後、すぐにパパが血相を変えて戻ってきましたが、長男はひとりでママのところに来れた達成感があったのか、あっけらかんとしていました。
冒険心が旺盛な子で、最近では幼稚園の行き帰りにひとりで歩きたがります。自立心は育てたいけど、危険からは遠ざけたいので、夫婦で悩んでいます。
(お子さん4歳8か月のパパ・ママ)
冒険心が旺盛な子で、最近では幼稚園の行き帰りにひとりで歩きたがります。自立心は育てたいけど、危険からは遠ざけたいので、夫婦で悩んでいます。
(お子さん4歳8か月のパパ・ママ)
家族4人でテーマパークへ出かけたとき、長男(当時5歳4か月)は、大好きなキャラクターに大興奮、私が下の子を見ている間に、ひとりでどこかへ行ってしまいました。「子どもだからまだこの辺にいるだろう」と追いかけたら、もういません。このときは、パパが長男を見つけることができました。
ところがその直後、大きめのアスレチックで遊んでいたとき、再びいなくなったのです。親は外から見ているタイプのもので、「この空間にいれば大丈夫かな」と思っていたら、遊具のすき間から外に出ていたのです。その後、係の人に迷子として保護されました。
ふだんと違う場所で、混雑していたのに、いつもと同じ想定で考えていたのがよくなかったと思います。
長男は、ふだんは慎重なほうですが、自分の好きなものがあると夢中になってしまうようです。1回目の迷子のときに、それがきちんと理解できていませんでした。「ママ・パパが見えなくなるところにはいかないでね」と言っても、わかっていないのです。
(お子さん2人のパパ・ママ)
ところがその直後、大きめのアスレチックで遊んでいたとき、再びいなくなったのです。親は外から見ているタイプのもので、「この空間にいれば大丈夫かな」と思っていたら、遊具のすき間から外に出ていたのです。その後、係の人に迷子として保護されました。
ふだんと違う場所で、混雑していたのに、いつもと同じ想定で考えていたのがよくなかったと思います。
長男は、ふだんは慎重なほうですが、自分の好きなものがあると夢中になってしまうようです。1回目の迷子のときに、それがきちんと理解できていませんでした。「ママ・パパが見えなくなるところにはいかないでね」と言っても、わかっていないのです。
(お子さん2人のパパ・ママ)
なぜ親から離れてはいけないのか丁寧に理由を説明する
回答:国崎信江さん まずは、お子さんたちが無事で本当によかったですね。「子どもは3秒目を離したらいなくなる」といわれています。自分で動きたがるのは成長している証しです。 そこで、丁寧に説明を尽くすことが大事になります。なぜ、親から離れてはいけないのか、勝手に行ってはいけないのかを話してください。例えば「迷子になって2度と家に帰ってこられなくなってしまった子もいるんだよ」などです。
親の後ろは歩かせないで
回答:国崎信江さん 子どもに「早くおいで!行っちゃうわよ!」と言って、親の後ろを歩かせるのは、とてもよくありません。子どもを親の視界に入れておきましょう。
家の中に入るまで気を緩めず周りに注意して
回答:国崎信江さん 自宅付近や、スーパーや公園などの行き慣れた場所は親の気が緩みがちです。外出から戻り、駐車場やマンションのエントランスに入ったとき、親が「あぁ、帰ってきた」と言うと、子どももほっとしてしまいます。 一方で、マンションがオートロックでも誰かがすきを突いて入ってきたり、エレベーターで一緒に乗ってきたりすることも考えられます。「家の中に入るまでが外。家に入るまでは気を緩めず、しっかり周りをよく見てね」と伝えてください。
りんたろー。さん(MC) 「家の周りも決して安全ではないんだよ」と教えておくのですね。
子どもが犯罪に遭いやすい場所は?
そのほかにも、子どもが特に犯罪に遭いやすい場所があります。
公共トイレには、絶対に子どもだけでは行かせないようにしましょう。
ショッピングモールなどのプレイルームは、親ではない大人も自由に出入りできてしまいます。
駐車場では、車の影に人が潜んでいることも。
花火大会・キャラクターショーなどは、視線が一方向に集中するので、子どもから意識が離れがちになります。
図書館・書店の絵本コーナーでは、子どもが静かになるので、親の気が緩みがちです。
お出かけのときは、十分に注意してください。
子どもが迷子になったら?
りんたろー。さん(MC) 万が一、子どもが迷子になってしまったら、親はどうすれば子どもを守れますか?
子どもは迷子になるという前提で、出かける前の約束が大事
回答:国崎信江さん 迷子は「万が一」ではありません。「お出かけしたら、子どもは迷子になる」という前提で考え、出かける前の約束が大事になります。 「もし迷子になったら、できるだけその場を動かないでね」「こういう制服を着てる人が近づいたら、『迷子です』って言うんだよ」など、迷子になったときにしてほしいことを伝えておきます。安心できる人、頼れる人もきちんと教えておきます。 例えば園内マップは、親だけが見るものではありません。マップにペンで印をつけて、「迷子になったらここに来てね」と教えて、子どものかばんにも入れてあげるといいですね。
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