親子で楽しむ絵本(3)4~5歳ころの絵本とのつきあいかた

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2018/04/04

出典:まいにちスクスク[放送日]2018/04/04[再放送]2018/04/11


4~5歳ころの絵本とのつきあいかた

4~5歳ころは、「起承転結」のようなお話のつながりが理解できるようになります。
「推理」「推論」といった、見通しを持ってお話を聞くことができるようになる時期です。
幼稚園や保育園などに通って経験や遊びが豊かになると、より複雑なお話を理解できるようになります。


講師:秋田 喜代美(東京大学 大学院教授[教育心理学]) 

子どもに絵本を読んであげたいけれど、「読み方はこれで大丈夫?」と疑問に思うことはありませんか?
そこで今回は、子どもの年齢に応じた親子での絵本の楽しみ方を紹介します。

4~5歳ころの「絵本選び」のポイント

4~5歳ころに選ぶ絵本のポイントは「ファンタジー」「知的関心」「登場人物の心情」の3つです。

(1)ファンタジー
理解の深まる4~5歳ころは、「ファンタジー」がオススメです。
夢のような冒険物語は、子どもの想像力をふくらませますよ。

▼参考絵本:「かいじゅうたちのいるところ」モーリス・センダック 作 じんぐう てるお 訳
この絵本の主人公はいたずらっこ。
ママにしかられて閉じ込められた部屋からおとぎの世界へ。

(2)知的関心
4~5歳ころの子どもは、興味関心が広がっていきます。
子どもが普段興味を持っているものを、深められるような絵本がオススメです。

▼参考絵本:「ダンゴムシみつけたよ」皆越 ようせい 写真・文
この絵本は子どもたちが大好きなダンゴムシの、自分では見えないようなアングルや、丁寧に観察できる写真が載っています。
自然に対する関心を育んでくれる絵本は、子どもが4~5歳になったら、ぜひ読んでみてください。

(3)登場人物の心情
4~5歳になったら、「登場人物の心情」を描いた作品にも挑戦してみてください。
このころの年齢になると、じっくり耳を傾けられるようになります。

▼参考絵本:「おじいちゃんの ごくらく ごくらく」西本 鶏介 作 長谷川 義史 絵
この絵本は、大好きなおじいちゃんとの別れを描いた作品です。
人の命や心について考える作品にも触れてみましょう。

「きょうだいがいる場合」の読み聞かせ

きょうだいがいる場合、親としては一緒に読み聞かせをしたいですが、うまくいかずに子どもがケンカをしてしまい、悩んでいるママもいます。

<きょうだいの読み聞かせのポイント>

(1)それぞれ好きな絵本を選ばせる
(2)読む順番は下の子から

きょうだい一緒に読み聞かせるとき、最初に大切なことは、子どもそれぞれに好きな絵本を選ばせてあげることです。

絵本を選んだら、下の子が選んだ絵本を先に読みます。
そのときに、上の子に「○○くんも読んだよね」と声をかけながら、一緒に楽しんでください。
そして次に、下の子を親と上の子の真ん中に入れて、上の子の絵本を一緒に読みます。

小さい子はじっとしていられないので、上の子の番のときには、下の子はクッションに座らせるなど、落ち着いて座れる工夫してあげましょう。

また、上の子や親が、絵本を指差してあげると、下の子が興味をひかれることもあります。
絵本を全部読み通すことを一番の主眼とせず、それぞれ楽しむことが大切です。

とはいうものの、4~5歳は絵本を終わりまで楽しみたい時期です。
ときには上の子と2人だけの時間もとってあげてくださいね。


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