育児のイライラ解消法~イラッとした瞬間どうすればいい?~

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2015/05/13

第2回 育児のイライラ解消法~イラッとした瞬間どうすればいい?~

img_vol2_01育児中、つい赤ちゃんに対してイラッとしてしまった時、ママ・パパとしては、どのように対処すればいいのでしょうか。ママやパパも、可愛い我が子とは楽しく過ごしたいはず。でも、赤ちゃんは大人が思った通りには対応してくれません。そこでイライラがでてきてしまうんですよね。

今回もNHK育児番組「すくすく子育て」の解説から、「育児ストレスの解消法」について確認しましょう。解説をいただいたのは、こちらの2名の方々です。
大日向雅美さん(恵泉女学園大学大学院教授・発達心理学)
香山リカさん(精神科医)

イライラの原因は何?

img_vol2_02「赤ちゃん期の育児」では、頭の中では「赤ちゃんだからできないことは分かっている」のに、なぜ赤ちゃんの行動にイラッとしてしまうのでしょうか?
まずは、そのイライラの種について確認してみましょう。

【日頃から家事や育児で余裕のない状況がイライラを生むのでは。】
(解説:大日向雅美さん)
イライラの原因は、目の前の子どもの状況だけではないと思います。育児も家事もほとんど一人で背負っているという状況に無理があるのですから、イライラしても当たり前なのです。仕事や外の人間関係の場合、イライラしても「嫌なら辞めることもできる」と割り切ることもできますが、育児のイライラの場合、「こんなことでイライラするなんて母親失格」「子どもに申し訳ない」と、罪悪感をもち、自己嫌悪に陥る方も多いと思います。身体的、精神的に余裕がなければイライラするのは仕方のないこと。自分を責めすぎず、イライラの原因を見つけて、周囲の人の手を借りるなどしてイライラの原因をなくすように前向きになれるといいですね。

手をあげそうな自分が心配

img_vol2_03育児中、あまりに何度も同じことで叱っていると、つい手をあげてしまいそうになる自分に気付くママもいらっしゃるかもしれません。そんな時、どのように自分の気持ちをコントロールすれば良いのでしょうか?専門家のアドバイスをお届けします。

『自分がどういう状態の時に手をあげたくなるか、自己分析してみましょう。』
(解説:大日向雅美さん)
どんな時に子どもに手をあげたくなるか、自己分析してみましょう。「体調が悪い時」や「ストレスがたまっている時」などがわかれば、書き出してみることで、自制することに役立つと思います。一回手をあげてしまうと、「しつけのため」などと自分を正当化してどんどんエスカレートしてしまう傾向があります。「子どもに絶対に手をあげない」という不文律を作っておくことは大事です。

育児ストレスとどう付き合う?

img_vol2_04育児中は、大なり小なりのストレスはつきもの。
つい手をあげてしまいそうになるというような、瞬発的なストレスに関しては解説しました。では、長期間続く育児のストレスに対しては、どのように付き合っていけば良いのでしょうか?専門家のアドバイスをお届けします。

『1日の行動と感情のロードマップを作り、自分を客観視』
(解説:大日向雅美さん)
人間、ときには怒ったり泣いたりして感情を思い切り出すこともあります。ママになって感情的になることが増えたということは、それだけ人間の幅が広がったんだともいえますね。気持ちの余裕を生み出すために、1日の流れを振り返る時間表を作ってみてください。どこで感情のスイッチが入り、何時ごろが修羅場なのか。少し落ち着けるのは何時ごろか、というロードマップを整理すると、自分の状況を客観的に見ることができて、気持ちの余裕につながると思います。
『一歩引いて自分を実況中継することで気持ちをクールダウン!』
(解説:香山リカさん)
感情を表現することは確かに大切ですが、一方で、泣くことで余計に悲しいという感情が強くなったり、大きな声でどなったことでさらに頭に血が上ってしまったりという面もあるので、どこかでクールダウンすることは必要です。おすすめなのは自分を実況中継すること。「さぁ、私また怒ってます!」「今日もかなりエキサイトしてきました!」と自分自身にツッコミを入れることで、一歩引いたところから自分を見つめることができ、気持ちも落ち着いてくるはずです。

育児ストレス解消法は?

img_vol2_05さて、育児ストレスとの付き合い方は、見えてきたと思います。
しかし、ママだって「たまにはストレスから解放されたい!」って思いますよね。
では、育児ストレスから解放される方法にはどのようなものがあるのでしょうか。育児ストレス解消法について、専門家のアドバイスをご紹介します。

『ひとりでがんばろうとせず、夫や地域の人に自分から理解と助けを求める』
(解説:大日向雅美さん)
子育ては大変な作業で、ひとりでずっと抱え込んでいればどうしてもストレスがたまります。そういう子育て中の女性にとって、夫からの理解や感謝の言葉はとても大切です。夫に対しては、イライラや不満を爆発させるのではなく、育児の大変さを的確に・上手に・強烈に伝え、きちんと理解してもらう必要がありますね。また地域の人にもっと甘えていいと思います。外で子どもが騒いだりすると批判されているのではないかと感じてしまうママがいますが、むしろ逆で、最近は子育て中のママに何か手助けをしたいと思っているおばあちゃん世代の女性も増えています。そういう人たちと上手にコミュニケーションを取って、助けを求められるようになると、子育てが少し楽になるのではないでしょうか。
『まわりの励ましやねぎらいの声をかき集めて自信につなげる』
(解説:香山リカさん)
子育ては、いくらがんばっても100点だとは言ってもらえないし、会社で働くのとは違ってボーナスがアップするといった具体的な評価も得られません。そのためママは自分の子育てになかなか自信をもちにくい、という面があります。そういう時こそ、周囲の子育てへの評価の声を聞きたいですね。「子育て大変ね」、「よくやってるわね」というまわりの声をかき集めて自分の自信にしていけるといいですね。

今回の特集は、いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した「育児のイライラ解消法」で、うまく育児ストレスを回避しながら、ママとパパが協力し合って、育児を楽しんでいただければと思います。
次回は、「きょうだいゲンカの対処法」について解説しますので、次回もご覧ください。


育児のストレス解消特集

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