【くわばたりえさん インタビュー】子育てはみんな悩んでいる。いつか振り返って笑えたらそれでいいんじゃないかな。

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水内猛さんとくわばたりえさん

くわばたさんが番組中に見せる涙が印象深かったです。

よく泣いていましたね…笑。
あの涙はね、悲しいわけではなくて、ホッとしたーっていう涙なんですよ。
子育てしていると、「なんか自分まちがっているな、だめなママだな」と思うことのくり返しですよね。
そこから抜け出したくて、先生に思いきって質問するのですが、「まちがってないですよ、大丈夫ですよ」って言ってもらうと、その瞬間に涙が出てしまう。まちがってなかった、大丈夫だった…ホッとして肩の力が抜けたとき、泣いてしまうことが多かったように思います。

「すくすく子育て」での4年間。自分が変わったと思うところはありますか?

そうですね・・・ 1人目の子どもの時は「この子を私が何とかしなくちゃいけない」と気負っていたところがありました。寝返りがちょっとでも遅ければ寝返りの練習をさせよう、歩き始めるのが遅ければ歩く練習をさせよう、とか。言葉が遅いこともすごく気にしました。
でも、2人目、3人目と経験が増えたこともありますが、いろんな話を収録で聞くことで、「別に遅くてもいいやん。子どもってこんなもんや」と焦らず構えられるようになったのは間違いないです。
ある時先生が言ったんです。「まわりの子と比べるのではなく、その子の1か月前と比べるんですよ」って。そういった言葉の一つひとつに納得しながら、私自身も力を抜くことを学んでいったように思います。
子どもを育てているんじゃなくて、ひとりの人間を育てているんだと、心のどこかで思えるようになったのが、自分にとっての大きな変化ではないでしょうか。

最後に・・・ 番組を観ていらっしゃるたくさんのママへ。メッセージをお願いします!

今、悩んでいることがあるかもしれません。「なんで私だけ?」って苦しんでいるママもいるかもしれませんね。でも、“私だけ”なんてことは絶対にないから安心してほしいです。
子育てってどうしてもきらきらしているイメージが強くて、まわりを見ると幸せそうにばかり見えることもあると思います。
でも、やっぱりみんな悩んでいるんです。
私も「育児がしんどいなんて自分だけ?」と思っていましたけど、たくさんのママの悩みに触れるなかで、自分だけがつらいなんてことはないんだとわかりました。同時に、自分だけじゃないとわかったことで、きもちが救われることもありました。
子育ての大先輩に、「もがき悩んだぶん、後でたくさん笑えるよ」と励まされたことがあります。
子育てって今だけじゃなくて、長く続いていくもの。子育てを楽しむというのは、決して今からなず笑っていなくちゃいけないということではなく、もがき悩むことも含めて20年後、「あのときもがいていたね」って笑えたら、それが楽しい子育てだったということじゃないかと思います。
ですからこれからも、番組を観てくださっているママといっしょに悩みながら、子育てを楽しんでいきたいです。


すくコムだけで読めるくわばたさんのインタビュー記事をお届けしました!
本連載は今回最終回です。お読みいただき、ありがとうございました。

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