豆先生の自然塾 ~生き物と触れ合おう編~(3)
幼児期の成長に大きな影響を与えるおすすめ自然遊びを、2回に渡って紹介します。大豆生田啓友さんプレゼンツ「豆先生の自然塾」、第1回は「生き物と触れ合おう編」です。
専門家・ゲスト: 大豆生田啓友(玉川大学 教授/乳幼児教育学) 高岸宏行(お笑いタレント/1児のパパ)
五感を刺激する体験
虫とりなどで自然に慣れ、観察する目が養われてきた子どもたち。一歩進んだ体験へと、かんげんくんとそらちゃんを興味深い場所へ案内します。
森のガイド、がっちゃんから「触ってみて」と言われたのは、ヨモギという草。裏が、白っぽいのが特徴です。
※専門家立ち会いの下、許可を得て採取しています
匂いをかいでみると、「いい匂い」「ニンジン?」「薬草のような」といった声が上がりました。
実は、ヨモギは食べられる草。みんなで食べてみると、「ちょっとニンジンっぽい」「なんか甘い、妹の薬みたいな」。そんな味がしたようです。
※専門家監修の下、安全管理を行っています
大豆生田啓友さん 子どもたちは五感を通して、いろいろなことを学ぶといわれています。知識として知ることより、感じることを通して学ぶことが大事です。ふだんの生活では、その機会が少なくなっていますが、自然の中では五感を使っていろいろな経験ができます。「体験が大事」は、そのような経験が大事という意味なのです。![]()
自然塾ポイント
自然体験で、「なぜだろう」という気持ちがどんどんあふれてきます。子どもの知的好奇心や探究心を引き出す絶好のチャンスです。
生き物大好き2人組
一方、りょうくんとせいくんは、引き続き生き物探しに。
「カタツムリの甲羅がある!」「カエル見つけた!」と夢中です。
そして、クワガタを見つけた場所に戻って、再びクワガタを探します。
クワガタを捕まえたりょうくん。実は最初のクワガタ採りでは、自分のクワガタだけをたくさん捕まえて、せいくんから「ずるい」と言われていました。今回は、せいくんにプレゼントしたんです。
ママパパが感じた自然での成長
ママパパに、今の子どもの姿を見て感じていることを聞いてみました。
せいくんママ 子どもが発見して楽しみを見つけてほしいと思いつつも、気づいたら岩をどかしてあげたりしてしまいます。どこまで手助けしたらいいのか、全部本人の自由がいいのか、干渉しがちなので悩みますね。こんなにいろいろ知っていると思わなかったです。
大豆生田啓友さん お子さんはとてもいい感性を持っていますよ。いろんなものに関心を持って、のめり込んでいます。その感性を大事にしたいので、ある程度まで自由にして止めない。でも、他の人に迷惑がかかることや、今しなければいけないことがあるときは、子どもに切り替えるよう促すことも必要です。
りょうくんパパ こんなに昆虫を触れるとは思っていませんでした。ダンゴムシも怖がりながら触るような子なんです。きょう1日だけでも「こんなに成長しているの?」と感じています。ふだんはこんな自然に来ていないので、子どもが変化を感じて行動しているのかなと思います。
高岸宏行さん 子どもたちはきょうが初めてなのに、とても仲よくなっています。森を通じて絆も深まっていくのですね。
大豆生田啓友さん 変化していると実感しますよね。最初のクワガタとりでは、自分がたくさんとっていたけど、だんだんお友だちと分けるようになりました。自分が満たされると、他の人とも分かち合う。他者と折り合ったり、他者とつながったりと、まさに社会的な行動です。自然の場には、そういうことも促す力があると感じます。
高岸宏行さん 自然と森を通じて仲よくなることができるのですね。
大豆生田啓友さん 大人は「どうつなげてあげようか」と考えますが、子どもたち自身にそういう力があるんです。
自然塾ポイント
子ども同士がかかわりあい、協力したり助け合ったりしながら、社会性が育まれていきます。小さなもめごとも成長の過程として、おおらかに見守りましょう。
自然の中で食事しよう
自己肯定感を高める発表会
お楽しみの昼食前、豆先生が子どもたちに楽しかったことを聞きました。
まずは、りょうくん。クワガタを捕まえたことがうれしかったそうです。
そらちゃんは、名前をつけたそうですよ。
みんなの発表を聞いて、応えて、拍手を送り合いました。
みんなが経験したことをお互いに知り合って、自分の気持ちをみんなに話してみることも大事なのです。体験を共有することで、仲間意識や自己肯定感を高めます。
みんなで「いただきます」
みんなで「いただきます」をして、昼食がはじまりました。
森の中で食べるのも、みんなで食べるのも格別ですね。
大豆生田啓友さん こんな森でなくても、近隣にも自然がたくさんあると思います。手早く作ったおにぎりも、一緒に食べて遊ぶだけで、とてもしあわせな時間になります。
自然塾ポイント
森など、特別な場所に行かなくてもOKです。近所の自然がある公園でピクニックでも、十分に楽しむことができます。
虫たちをお家に帰そう
ごはんの後、森のガイド、がっちゃんからお願いがありました。
がっちゃん みんなは森の中で生き物と出会うことができたけど、森にかえしてあげたら、これから先も、この森でいろんな生き物に出会うことができます。生き物のおうちはこの森なので、森に戻してあげましょう。![]()
捕まえた生き物とはさよならするけれど、子どもたちは大切なことを学べたようです。
大豆生田啓友さん 子ども時代に最も大事なことは「ウェルビーイング」、幸せな状態にあることです。ウェルビーイングは、たくさん体験をすることで促されていきます。大人もウェルビーイングが大事なので、大人もワクワクしましょう。こんな立派な森でなくてもいいので、近隣の少し自然があるところに散歩に出かけるだけでも、豊かな経験につながると思います。ぜひ、小さな一歩をはじめてみてください。
りんたろー。さん(MC) これはすばらしい体験ですね。自然の中では子どもたちが主導で、いろんなものを見つけてくるから、できるだけ見守る。家の近くの公園でもよさそうです。子どもと歩いたら気づくことがいっぱいありそうですね。
丸山桂里奈さん(MC) とてもいい体験ですよね。連れていくだけではなくて、自分らしい準備をするのも大事だと思いました。身近な場所でもいろんな発見がある気がします。乳幼児期でも積極的に自然の中に連れていくのが大切とは知りませんでした。
次回は「豆先生の自然塾 ~未知へのチャレンジ編~」です。
- 豆先生の自然塾 ~生き物と触れ合おう編~(1)
- 豆先生の自然塾 ~生き物と触れ合おう編~(2)
- 豆先生の自然塾 ~生き物と触れ合おう編~(3)
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