「子どもは遊びながら学んでいく」などと耳にしますが、本当なのでしょうか。
「どんな遊びでも学びにつながるの?」
「いたずらにしか見えない遊びもそうなの?」
2回にわたり、「学びにつながる遊び」について考えます。
今回は、0・1・2歳 編です。

専門家: 汐見稔幸(東京大学 名誉教授/教育学) 井桁容子(保育士)
幼児教育の現場で、「遊び」についての考え方はどう変わっているの?
正しい遊び方を教えたほうがいい? それとも見守ったほうがいい?
専門家から これだけは言っておきたいメッセージ
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汐見稔幸さん
「遊び」は子どもにとって、自分が生まれた世界とはどんな世界なのかを知る過程です。子どもたちは遊びながら、少しずつ世界をわかっていきます。できるだけ豊かに遊ばせてあげることが、実は子どもの育ちや学びにとって、もっとも大事なことだということです。
井桁容子さん
粘土をケースに入れて振ったときの音や、ぬいぐるみの尻尾がボヨヨンとしていることなど、子どもはさまざまなおもしろさに気づいています。それこそが、十分な「遊び」であり「学び」です。欲張らず、子どもの様子をよく見て楽しんでくださいね。