【アンケートまとめ】“子育て家族の防災”実態調査① 災害への備え できていますか?

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2019/03/05

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東日本大震災から、まもなく8年。その後も各地で地震や大雨での災害が続き、大きな被害が出ています。
災害は、いつ、どこで起こるかわかりません。しかもご家庭に小さなお子さんがいる場合、どう避難すればいいのか、何を準備しておけばいいのか、心配ですよね。

すくコムで「家庭での防災対策」についてのアンケートを実施したところ、1,705人の方から回答をいただきました。みなさんから寄せられた声をもとに、家庭での防災について考える企画を3回にわたってお送りします。
第1回は、小さなお子さんがいる家庭での防災対策の実態をまとめました。


家庭で「防災対策」普段からしてますか?

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アンケートでは、約2割のご家庭で「防災対策をしていない」という結果に。

「用意しなければとは思いつつもなかなか、準備できていないのが現実です…」
「いつかくる災害に備えようとは常日頃思ってはいるが、子どもがいるとなかなか難しい。」
「いつ起こるかわからないことだし、あまり実感がないので防災セットを作ろうと思ってもつい後回しにしてしまう。」
「大阪北部地震直後はとっさの時に持ち出せる最低限の荷物と小さな防災リュックを慌てて用意しましたが時間が経つにつれリュックもざわつく気持ちも片付けてしまいました。」

「防災対策をしていない」と答えた方も、ほとんどが「防災対策をしなければ」という気持ちはあるものの、先延ばしになっている、きっかけがなく準備が進まない、という状況のようです。
被災地でも災害の「風化」は課題になっています。


「非常用飲料水の備蓄」は6割 「家族の安否連絡手段の確認」は2割以下

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アンケートでは、それぞれのご家庭でどんな防災対策を行っているかも聞いたところ、災害時、命をつなぐうえで欠かせない「非常用飲料水」の備蓄も6割にとどまりました。飲料水は1人あたり1日3リットル、最低3日分の備蓄が必要だとされています。赤ちゃんのミルクを作ったり、体を清潔に保ったりするためにも水は欠かせません。
アンケートで「何日分の水・食料を備蓄しているか」を聞いたところ、平均「3.1日分」という結果になりました。最低でも3日分、できれば1週間分の水・食料の備蓄が望ましいとされています。

また「家族の安否連絡手段の確認」をしているというご家庭は2割以下でした。家族で話し合い、集合場所、連絡方法や安否確認の方法を決めておきたいものです。

▼家庭でできる防災対策はこちらを確認しましょう
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親子で地震対策(3)地震がくる前にしておく行動


「避難用」に何を準備する?何を持っていく?

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普段から「避難用」として準備しているもの、防災リュックに入れているものについても聞きました。
地震を体験したママたちが「役立った」と感じたものには以下のようなものがあります。

▼地震を体験したママたちが「実際に役立った」防災グッズ
□すぐに食べられる食品 
□飲料水
□現金
□割りばし・紙皿・紙コップ
□小型ラジオ&電池
□小型LEDライト・懐中電灯
□重要書類コピー(免許証、健康保険証、母子手帳、銀行口座など)
□ライター・マッチ
□はさみ・ナイフ
□帽子
□ガムテープ
□ティッシュペーパー・トイレットペーパー
□除菌シート
□生理用品
□簡易携帯トイレ
□マスク
□マウスウォッシュ
□洗眼薬
□レジ袋・ゴミ袋
□食品用ラップ
□ブルーシート
□軍手・ゴム手袋
□下着
□ブランケット
□タオル
□携帯充電器 
□家族がふだん使用している薬

▽乳幼児がいる場合は…
□ベビーフード
□粉ミルク(スティックタイプ)
□おむつ
□おしりふき
□歯みがきシート
□カイロ
□抱っこひも
□使い捨て哺乳瓶
□ネームタグ(本人と親の氏名、携帯番号などを書く)

※ママのための防災ブック「その時ママがすることは?」より

 
これらのグッズ、ご家庭でどのくらい準備できているかというと…

50~60%の家庭が準備 ▼すぐに食べられる食品
▼飲料水
▼小型LEDライト・懐中電灯
▽おむつ
▽おしりふき
30~40%の家庭が準備 ▼ティッシュペーパー・トイレットペーパー
▼除菌シート
▼レジ袋・ゴミ袋
▼小型ラジオ&電池
▼割りばし・紙皿・紙コップ
▼マスク
20~30%の家庭が準備 ▼軍手・ゴム手袋
▼簡易携帯トイレ
▼生理用品
▼タオル
▼食品用ラップ
▽ベビーフード 
20%以下の家庭が準備 ▼携帯充電器
▼現金
▼ブランケット
▼はさみ・ナイフ
▼ライター・マッチ
▼ガムテープ
▼下着
▼ブルーシート
▼重要書類コピー
▼マウスウォッシュ
▼家族がふだん使用している薬
▼帽子
▼洗眼薬
▽粉ミルク(スティックタイプ)
▽抱っこひも
▽歯みがきシート
▽カイロ
▽ネームタグ
▽使い捨て哺乳瓶

避難時に持ち出せる荷物の重さの目安は男性が5kg、女性が10kgと言われています。
3kgの赤ちゃんを抱っこしたら、残りは7kgしか持てません。上にリストアップしたものをすべて持ち出すのは難しいでしょう。
持ち出すもの、防災リュックに入れておくものをどのように取捨選択すればよいのでしょうか。

人によって、「あのときこれがあればよかった」と思うものは異なります。汚いのがイヤだという人は除菌シートをたくさん入れていたり、子どもがたくさん食べるおうちは、食料を多めに入れていたりします。普段の生活をしている中で絶対に必要というものを優先していれてください。
これらの中から自分の家族に必要なものを厳選して入れて、逃げるときにすぐに持てるように廊下や玄関に置いておきましょう。特に乳幼児は成長が早いため、最低半年に一度は中身を見直すことが必要です。

かもん まゆさん(スマートサバイバープロジェクト)
東日本大震災のときのボランティア活動を機に、東北や熊本で被災したママたちの声を集めた冊子を制作。自らも3人の子どもを育てながら、全国で被災地のママたちの体験を伝える活動をしている。

今回のアンケートでは、「重要書類のコピー」を準備していない人が多いことも分かりました。被災時は、保険証がなくても医療機関等を受診できますが、現金を引き出す際に身分証明書が必要になることもあります。被災して家に戻れないケースや、原本を紛失してしまうことも想定に入れ、重要書類のコピーを保管しておくようにすると安心です。

また「カイロ」があれば、ペットボトルでミルクを温め、紙コップを哺乳瓶の代わりにして授乳することができます。
覚えておきたい!被災時の「授乳」〜ミルクの温め方、紙コップでの授乳方法〜

▼乳幼児がいる家庭に必要な備えはこちらで確認しましょう
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親子で地震対策(2)地震がくる前にしておく備え


次回は、実際に災害を経験したママ・パパの体験談をもとに、必要な備えや、被災したとき子どものためにできることを考えます。

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