覚えておきたい!被災時の「授乳」〜ミルクの温め方、紙コップでの授乳方法〜

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地震や大雨などで被災した時、小さな赤ちゃんを抱えるご家族にとって特に心配なのが「授乳のこと」だと思います。
お湯が使えなくてもミルクを温める方法、哺乳瓶の消毒がままならない中でも衛生的に授乳する方法など、育児情報番組「すくすく子育て」「まいにちスクスク」で紹介された情報をまとめてご紹介します。


被災時の授乳のため備えておいた方が良いものは?

■軟水
水を非常用に買い置きする場合、硬水だと赤ちゃんがお腹を壊しやすくなるため、軟水を準備しておくのがおすすめです。
軟水は常温でもミルクが溶けやすいですよ。

■卓上コンロ
ミルクはなるべく一度沸騰させたお湯で作りたいもの。火を使えるよう、コンロを軟水と合わせて準備しておくと良いですよ。

■携帯用カイロ
ミルクを温める際に使えます(下記にその手順を掲載しています)。
また、冬場の災害だと体を温めるのにも使えるので便利です。

■大きなスカーフ(風呂敷など)
授乳時の目隠しに使用できます。

(日本赤十字社医療センター助産師:馬目裕子さん)

※粉ミルクは、普段の1.5倍の量をめやすに、水とセットで、最低でも3日分は準備しておきましょう。災害時は母乳が出なくなることもあるので、念のため準備しておくと安心です。


携帯用カイロを使用したミルクの温め方

(1)哺乳瓶を携帯用カイロで巻く。

※哺乳瓶がない場合は、加熱できるタイプのペットボトルで作ることができます。

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(2)カイロで巻いた哺乳瓶をさらに上からタオルで包み、振る。しばらく置くとあたたまります。

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哺乳瓶を消毒できないときは?

生後1か月の赤ちゃんでも、紙コップで授乳することができますよ。
紙コップを口元で傾けてあげると、授乳時のようにミルクを飲んでくれます。

<紙コップ授乳のやり方>

(1)赤ちゃんの手がコップに当たらないようにタオルで体をくるむ。

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(2)目が覚めている状態で縦抱きにする。

赤ちゃんが眠いとうまく飲めないため、しっかり目が覚めているときを選びましょう。

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(3)コップに大さじ1杯程度のミルクを入れる。

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(4)コップのふちで赤ちゃんの下唇を刺激する。

刺激すると、赤ちゃんの口が、乳首を吸うときのような動きをします。

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(5)下唇にコップの端をあて、ミルクを流し込む。

下唇にコップをあてると、舌先を乳首を吸うときのように動かすので、コップを傾けてゆっくり口に流し込んであげましょう。赤ちゃんが自分で飲むように促してあげると良いですよ。

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こぼすことがあるので、飲む回数を増やし、1日に必要な量を与えましょう。
授乳のたびに、清潔な新しい紙コップを使ってください。

(日本赤十字社医療センター助産師:馬目裕子さん)


母乳育児の場合

母乳育児を続ける場合は、出なくなっても赤ちゃんに吸わせ続けることが大事です。
吸う刺激によって出やすくなってきますし、ママと赤ちゃんのストレス軽減にもなります。


災害時には身近なものを代用

哺乳瓶が手元にない場合は、上記のように、加熱できるタイプのペットボトルで代用ができます。
他にも、身近なものを使って、不足している道具を補う方法を覚えておくと役立ちます。

・ストッキングの股の部分を割いて赤ちゃんの頭からかぶせて首を通し、脚の部分に腕を入れれば温かい肌着に。
・段ボールを簡易ベビーベッドに。
・大きなポリ袋の端を切ってかぶればポンチョに。
・小さなレジ袋は手袋の代わりに。

災害時に発生する困ったことに対応する方法はいろいろあります。日ごろから身のまわりにあるものを見直しておきましょう。


▼詳しくはこちらの記事をご覧ください。

▼こちらの記事で非常袋の中身をチェック

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被災したママたちの声から学ぶ「子どものいる家庭の防災」

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