卒乳 or 断乳?それぞれのメリット・デメリット

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おっぱい卒業の時期や卒乳・断乳などの方法

卒乳と断乳の違いは?

母乳育児をしてきたママが必ず迫られる選択肢、卒乳 or 断乳?
卒乳と断乳、どちらもおっぱい卒業には変わりないのですが、一般的には少し違う意味合いで使用されています。
卒乳には「子どもが自らおっぱいを求めなくなる」、断乳には「ママが期限を決めておっぱいをやめさせる」、というニュアンスが含まれています。今回は、卒乳と断乳、それそれぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

赤ちゃんのペースに合わせて自然におっぱいを卒業させる「卒乳」

卒乳は、子どもにとって負担が少ないことが一番のメリットです。泣いておっぱいを欲しがったりすることもないので、ママも精神的に楽ですね。
また、子どもの成長に合わせて徐々に授乳回数が減っていくので、ママの体への負担も少ないようです。ただし、いつ卒業するのか見通しが立たず、ママは長い間授乳に付き合わなければならないことも。

ママが計画的におっぱいをやめさせる「断乳」

断乳の場合、まだ飲みたいのに卒業させられる子は、不安や怒りを訴えて、泣いたり暴れたりすることも。ママは、急に飲ませなくなることでおっぱいが張って痛みがあったり、乳腺炎になって熱が出たりすることがあります。
断乳から2~3日は親子共に辛いかもしれませんが、この数日を乗り越えれば、短期間でおっぱい卒業を迎えることができます。また、子どももママもなるべく体調の良い時期を選ぶなど、計画的に進めることができるのも大きなメリットです。
子どももママもなるべく体調の良い時期を選ぶ

卒乳と断乳のいいとこ取り?“言い聞かせ”卒乳

できることなら子どもから自然に離れていく卒乳を目指したいけれど、色々な事情でやむをえず断乳に踏み切る、というママも多いのではないでしょうか。
そんなママにおすすめしたいのが“言い聞かせ”卒乳という方法です。ママが期限を決めておっぱいをやめさせる、という点では断乳に当てはまりますが、前もって“言い聞かせ”をして理解させることで、子どもへの負担を少なくできます。

私は母乳相談の助産師さんのアドバイスを元に、息子と娘がそれぞれ満2歳と1歳8か月のときに“言い聞かせ”卒乳をさせました。
二人とも “言い聞かせ”の効果があったようで、断乳後3日間は夜中に泣いて起きることはありましたが、おっぱいを欲しがることはありませんでした。ご参考までに、私が実践した方法は以下の通りです。

・断乳1週間前から“言い聞かせ”開始
・毎朝子どもの見ている前でカレンダーの日付に×をつけていき、「この日でおっぱいバイバイだね」と話す
・「○○(子どもの名前)おっぱいバイバイ」という簡単な絵本(8ページ程度)を作り、読み聞かせ
・断乳当日の朝、最後の授乳をし、おっぱいに顔(目と口だけのシンプルな顔)を描いて見せる
・夜中に起きたとき用に小さなおにぎりを2、3個とお茶を用意しておく

自作の卒乳絵本

二人とも俗にいう「おっぱい星人」で、昼間は保育園でしたが、平日夜間と週末は断乳当日まで飲みたいときに自由に飲んでいたのに、この方法で断乳から4日目で夜中も起きなくなりました。
「おっぱい!」と泣きわめくこともなく、おっぱい卒業を理解して健気に頑張る我が子の姿に2回とも感動しました。 “言い聞かせ”の対象となるのはママの言葉がある程度理解できる1歳半頃からでしょうか?
子どもをなるべく泣かせないで断乳したい!というママは、“言い聞かせ”卒乳、ぜひお試しください♪

 
〈次回は「病気・怪我・働くママ ~突然おっぱいをあげられなくなったとき、どうする?~」をご紹介します〉


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