ひとりっこ。親の接し方はどうすればいい?

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2012/01/28

出典:すくすく子育て[放送日]2012/01/28

1歳5か月でひとりっ子の娘につい、手をかけすぎてしまいます。甘やかすことにならないか心配です。ひとりっ子には、どのように接したらいいでしょうか?

子どものすることに時には「見てみないふり」をしましょう。

回答:井桁容子さん

ひとりっ子の場合、どうしても親の目が一人に集中します。見えてしまうと口や手を出したくなり、いいところを誉めるよりも悪いところを指摘してしまいがちです。そうすると、子どもは常に誰かに監視され、コントロールされて過ごすことになり、自立できなくなってしまいます。そうならないように、親は時には意図的に見てみないふりをして、子どもが何か言ってきたら初めて知ったように受け止めてあげるようにするといいでしょう。

3歳を過ぎたら社会にふれる経験をさせましょう。

回答:汐見稔幸さん

ひとりっ子は、家で親と一緒にごっこ遊びをするといつも主役をさせてもらえますが、幼稚園や保育所ではそういうわけにはいきません。すると、子どもは、「社会では自分の思い通りにいかないこともあるんだ」ということをすぐに学習します。家の中で教えるよりも、外でそういう体験をするほうが効果があります。2〜3歳頃までは、まだ深刻になる必要はありませんが、3歳を過ぎたら、社会にふれる経験をさせたほうがいいでしょう。

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