上の子の赤ちゃん返り、どうすればいい?
下の子が生まれてから生活が変わりました。「1人育てているから、2人目は余裕だろう」と思っていましたが、2人だと知らないことがたくさんです。
最近では、お姉ちゃん(3歳)の赤ちゃん返り。赤ちゃんのときのコップを使いたがったり、パンツではなくオムツをはきたがったり。でも、保育園に行くときはパンツです。トイレトレーニングなど進んでいたのに、また戻ってしまったような感じです。
(白鳥久美子さん お子さん3歳・11か月)
最近では、お姉ちゃん(3歳)の赤ちゃん返り。赤ちゃんのときのコップを使いたがったり、パンツではなくオムツをはきたがったり。でも、保育園に行くときはパンツです。トイレトレーニングなど進んでいたのに、また戻ってしまったような感じです。
(白鳥久美子さん お子さん3歳・11か月)
長男(2歳)は、いつもだっこひもを嫌がって自分で歩きたがっていました。でも、保育園の送迎のときに次男(7か月)にだっこひもを使おうとしたら、「だっこひも、お兄ちゃんの」と言ってだっこをせがんできたんです。それから、毎朝長男をだっこひも、次男を手で抱えて送迎しています。保育士さんにも「大丈夫ですか」と心配されてしまいました。
(お子さん2歳・7か月のママ)
(お子さん2歳・7か月のママ)
赤ちゃん返りは、親の愛情を確かめている行為
回答:宮里暁美さん 赤ちゃんの行動をとりたがるのは、大事な「あるある」です。「私のことを変わらず愛してくれているの?」と、親の愛情を確かめている行為なのです。実は、上の子にとって下の子が生まれるのは"最大の危機"。赤ちゃん返りは、気力・体力が続く限りは受け止めてあげてください。
白鳥久美子さん 「お姉ちゃんなんだから」「赤ちゃんのクラスに行きたいの?」とは言わずに、「オムツでいいね」と言って、はかせたほうがいいのでしょうか。
上の子に赤ちゃんのときの写真を見せると「自分も愛されていた」と気づく
回答:宮里暁美さん 正直に「できていたことなのに」と思うことがいけないわけではありません。体力と気力が続くときは、子どもの相手をしてあげる。そんなとき、例えば上の子に赤ちゃんだったころの写真や動画を見せてみましょう。「自分も赤ちゃんのころがあったんだ」「愛されていたんだ」と気づくと思います。
白鳥久美子さん 最近、お姉ちゃんが「赤ちゃんのころの写真を見せて」と毎日のように言います。そういうことなんですね。
宮里暁美さん 自分を確かめているのですよ。
赤ちゃん返りにおすすめの絵本
解説:宮里暁美さん
赤ちゃん返りをしている子におすすめなのが絵本です。
例えば、赤ちゃんが出てくる絵本では、赤ちゃんの名前を上の子の名前に変えて読んであげると、自分もみんなから愛されてきたことを実感できます。
赤ちゃんが産まれて、お兄ちゃん・お姉ちゃんになる話は、上の子が今の状況を受け入れる手助けをしてくれます。
白鳥久美子さん お互いの気持ちを交換するツールになるような、こんな絵本があるといいですよね。絵本に頼るという発想がありませんでした。
PR