もうすぐ育休明け。育児と仕事のバランスをどうとる?

クリップ
クリップ

2023/04/15

出典:すくすく子育て[放送日]2023/04/15[再放送]2023/04/20

娘2人を育てているパパです。ママの仕事はフリーランスで育休が難しく、次女の誕生に合わせて、上司と相談して1年間の育休を取得しました。食事、家事、園の送迎、外遊びや寝かしつけなど、育児に専念できる1年を過ごしてきました。今、もうすぐ仕事に復帰予定で、仕事と育児のバランスをとれるのか不安があります。
育休を取らせてくれた職場にはとても感謝しています。恩返しをしたい気持ちが強いのですが、育児をしながらしっかり職場に貢献できるのか心配です。一方で、育休を取りやすい流れを作る意味でも、育児・仕事を両立している姿を見せることも大切だと思っています。
(お子さん5歳・1歳3か月のパパ)


―― すくすくファミリーのみなさんは、どのようにバランスをとりましたか?

〇仕事終わりは、帰るという強い気持ちで帰ります。残ってほしい雰囲気を感じることも多いのですが、「ごめん!」と言って帰ります。フォローのため、連絡ツールを使ったり、できるだけ仕事を文書化して、私がいないときも誰かが対応できるようにしています。
〇出産・育休が明けて、3年ぶりに仕事復帰しました。教員をしているのですが、3年の間に、職場の人も子どもたちも変わってしまうので、浦島太郎のような状態でした。復帰後も、子どもが熱を出してバタバタすることもありましたが、意外となんとかなりました。


―― 大日向さん、育児と仕事のバランスはどう考えたらいいでしょうか?

子育てと仕事、2つ合わせて100を目指す

回答:大日向雅美さん

復帰直後は、仕事も100、子育て・家庭も100と考えがちです。でも、それは無理で、現実的ではありません。ですから、仕事と子育て・家庭の2つを合わせて100ぐらいになるように考えてみましょう。例えば、今は子育てが7~8割、仕事が2~3割でもいいと思います。子どもの年齢や働き方によって割合を変えていくことができます。

パートナーとのバランスも大事

回答:大日向雅美さん

もうひとつ、パートナーとの間でバランスをとることも大事です。今は、ママが育児休業を取れない厳しい仕事の環境にいるため、パパが取得していたと思います。今後、パパとママで育児の割合を変えていくことを、ともに考えるのもよいでしょう。

職場への恩返しは、長期的に考えてみる

回答:大日向雅美さん

職場への恩返しも、バランスの問題だと思います。まず、育児休業の取得は権利なので、申し訳ないという気持ちは持たなくていい。一方で、フォローしていただいた方への感謝の気持ちはとても大切だと思います。ただ、その恩を復帰してすぐに返そうとしなくてもいいと思います。今はなかなか返せないけど、長い目でみれば、もう少したてば返せるかもしれません。また、育児や介護などで時間が必要になる方も出てくるかもしれません。そのように、お互いさまで代わり合えるときがくると思います。

今までママが担ってきたことを忘れないで

回答:大日向雅美さん

今回のパパのように、育休で育児に専念することを「敷居が高い」と感じる方がいるかもしれません。でも、今までママが担ってきたことなのです。そのような意味で、これからのモデルケースのひとつだと思いました。

0歳児を園に預けて働くことで、子どもの成長に影響はある?

こどものホンネ ~ おうちのお手伝いしてる?

モヤモヤ子育て ~ 祖父母が育児にすごく干渉してくる…

PR

×     閉じる