仕事と子育ての両立で追い詰められる

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2021/04/24

出典:すくすく子育て[放送日]2021/04/24[再放送]2021/05/01

育休明けの職場復帰。生活の変化で心の不調を感じたというママに話を聞きました。

娘が9か月のときに職場復帰して、忙しいパパに頼らないように仕事と育児の両立を頑張ってきました。復帰して1年ぐらいのころ、少しどうきを感じるようになり、ひどくはないのですが定期的に起こるようになりました。夜中の授乳もあり、体力的にも限界だったと思います。
そんな生活にようやく慣れてきたころ、イヤイヤ期がはじまったんです。仕事に遅刻することもありました。私は管理職の立場で、いつもは全体を把握しながら、みんなが言いづらいような人の機微にも気を配ることが多かったんです。でも、遅刻したり残業があまりできなかったり、自分の責任が果たせていないのではないかと悩みました。
子育てにも手を抜けませんでした。例えば、娘が遊びたいと言えば、家事などの用事をしたくても娘の気持ちを優先して遊びにつきあいます。保育士さんから「真面目ですね」と言われることもありました。
仕事も子育てもしっかりやりたいのですが、それで自分を追い詰めてしまいます。両立の難しさを感じています。
(お子さん2歳7か月のママ)

仕事も子育ても大切だと思う気持ちを捨てなくていい

コメント:大日向雅美さん

仕事も子育ても大切だと思う気持ちを捨てなくていいと思います。両方とも大事です。でも、仕事への向き合い方、子どもへの向き合い方を見つめなおしてみましょう。その価値観や方法を変えていくチャンスだと考えてください。別の言い方をすれば、うまくバランスをとることだと思います。

バランスが大事。でも自分一人ではできない

コメント:大日向雅美さん

バランスが大事になりますが、自分一人ではできません。例えば、パートナーとの関係で帳尻を合わせてみる。職場も同じです。今は迷惑をかけることがあるかもしれない。でも何年か後にはきちんと返していく、次の世代を支えていく。いろいろなところで、そういった帳尻合わせができると思います。「今は〇〇をする、〇年後は〇〇で返していく」のように、シートを作って見える化すれば、少しは気が楽になるかもしれません。

心と体が疲れているとき、自分では気づきにくい

コメント:立花良之さん

心と体がとても疲れて限界だったと思います。自分ではなかなか気づきにくいものです。気づきにくいのに「頑張らなきゃ」という思いで頑張ってしまい、疲れがどんどん蓄積されていく。そういった悪循環に陥ってしまいます。そんな状態にあることを、気持ちでは気づかなくても、体のほうからSOSが出ている場合もあるのです。

セルフモニタリングで客観的に自分をみる

コメント:立花良之さん

自分で気づきにくいからこそ、心理学や精神科の領域でのセルフモニタリングがあります。セルフモニタリングは、自分自身を客観的に見つめてみることをいい、難しいものではありません。
例えば、自分の「心のエネルギー」がどのぐらいなのかを数字で考えてみます。



「心のエネルギー」が全くないと感じるときを「0」、満ちあふれているときを「100」として、今の状態を直感でいいので数値化します。数字にすることで、自分の心の状態を客観的に見ることに役立つのです。日々、自分の心のコンディションを認識することが大切です。ストレスがたまる悪循環を防げます。

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