どうして人のおもちゃで遊びたがるの?

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2020/06/13

出典:すくすく子育て[放送日]2020/06/13[再放送]2020/06/20

同じ保育園に通い、ママ同士も仲良しで、よく一緒に遊んでいる子どもたち。でも、たびたびもめ事が起きるそうです。例えば、ひとりが楽しそうに遊んでいたおもちゃで、もうひとりが遊ぼうとして取り合いに。ママは取り合いをやめさせようと声をかけますが、なかなかうまくいきません。子どもたちに、どう介入していいのか悩んでいるといいます。
でも、どうして子どもは人が遊んでいるおもちゃで遊びたがるのでしょうか?

友だちに共感して、自分も同じことをしたくなる

回答:汐見稔幸さん

人が楽しそうに遊んでいるところを見ると、その楽しさに共感して、自分も同じことをやりたい、同じものが欲しい、同じ体験がしたいという気持ちが瞬時にわいてしまいます。専門的には「同一化」といわれるもので、自然な感情なのです。人に共感する力の表れだと考えてみてください。

言葉ではない、子どもなりのコミュニケーション

回答:柴田愛子さん

子ども同士でトラブルが起きるのは当然です。それを大人が解決しようとするから、面倒なことになるんです。例えば、大人が「『おもちゃを貸して』って言うんだよ」と伝えても、「貸して」の意味をわかっていない場合もあります。すると、人から物を取るときは「貸して」と言えばいいと思って、「貸して!貸して!」と言いながらおもちゃを取ってしまうのです。

おもちゃの取り合いになって、どちらかが勝って、取られた子は泣いてしまう。でも、勝った子が喜んでいるかというと、そうでもない。大体は「泣かしてしまった」と思うものです。そのときに、子どもたちは、絶対に何かを感じている。それが、言葉ではない、子どもなりのコミュニケーションなんです。
子どものおもちゃの取り合いが始まったとき、親はどうすればいいのでしょうか?

子どもの気持ちを言葉にする

回答:柴田愛子さん

仲裁しようとするより、子どもの気持ちをわかろうとすることが大切です。子どもの気持ちを言葉にしてあげるのが一番だと思います。「大事なものだから貸したくないんだね」「嫌だったね」と声をかけると、子どもは気持ちをわかってもらえたと感じて、グチャグチャしていた気持ちが落ち着いていきます。

気持ちを言葉で表現できない子どもにとって、ケンカは一種のコミュニケーションです。親は子どもの気持ちを受け止め、言語化して整理してあげてくださいね。


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