子どものほめ方~ほめてママも気持ちよく育児~

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第4回 子どものほめ方~ほめてママも気持ちよく育児~

img_vol4_01『育児のストレス解消特集』最終回は、ポジティブな視点での「ストレス解消法」で終わりたいと思います。

叱ってばかりではなく、ママも笑顔で過ごすには、「子どもをほめて」ママも子どもも気持ち良く暮らすという方法もあるはずです。

もしかすると、「うちの子に、ほめるところなんて無い!」なんて思っているママもいるかもしれません。NHK育児番組「すくすく子育て」の解説から、「子どものほめ方」について確認しましょう。解説をいただいたのは、こちらの4名の方々です。
汐見稔幸さん(白梅学園大学学長 教育学)
井桁容子さん(東京家政大学 ナースリールーム主任保育士)
倉石 哲也さん(武庫川女子大学 教授(臨床福祉学))
安梅 勅江さん(筑波大学大学院 人間総合科学研究科教授)

良いほめ方ってどんなほめ方?

img_vol4_02さて、「ほめて育てる」とは、よく聞くキーワードですが、実際のみなさんの育児ではどれくらい“ほめて”育てていますか?
実際のところ、意外と「ほめる」って難しいですよね。
専門家に「良いほめ方」についてアドバイスしてもらいましょう。

【大げさに盛り上げるより、なるべく具体的な言葉で子どもの個性をほめて】
(解説:汐見稔幸さん)
子どもを大げさにほめるのは、また同じように行動してほしいという親の期待の表れです。子どもはほめられると気分がいいので、基本的に親の期待の枠の中で行動するようになります。「すごい」というような抽象的な言葉だけだと、親にほめられるかどうかを気にする子になってしまう部分もあるので、「こんなことが考えつくなんてすごいね」というように子どもの個性が出ている部分を具体的な言葉でほめて、子ども自身が自分のどんな部分がほめられたのか理解できるようにしてあげることが大切です。
【「親に気に入られるようなことをした時だけほめられる」と理解させないように】
(解説:井桁容子さん)
「すごい」や「いい子」というほめ言葉は親の視点からの評価であって、子どもはお父さん・お母さんに気に入られるようなことをしたときにものすごくほめられるんだと理解してしまう恐れがあります。また「上手」などのほめ言葉は、上手にできたからすごいという意味にもつながり、いい結果が出せないとお父さん・お母さんにほめてもらえないんだということを子どもに繰り返し教えてしまっていることになりかねないので注意が必要です。

ほめすぎは良くない?

img_vol4_03「ほめて育てる」と言われても、いつもほめてばかりいたら、甘やかしているようにならないか不安になる場合もあるかもしれません。
「ほめすぎて失敗してしまう」なんていう場合もあるのでしょうか。
また、いつもほめることを探すことがストレスになってしまうママもいるかもしれません。そんな場合は、どうすればいいのでしょうか。

『ほめ言葉よりも、声のトーンや雰囲気が大切』
(解説:倉石 哲也さん)
お子さんが、ほめる言葉の意味を理解しているかどうかよりも、声のトーンなどの雰囲気が伝わることが大切です。「お母さんに優しく見守られている」と分かることがお子さんの安心感につながり、良い効果があります。
また、ほめることはエネルギーを使うので、無理にほめようとすると、ママが疲れてしまいます。子どもに関心を持っていることが伝われば、見守るだけでも大丈夫ですよ。
『子どもを認めることがほめること』
(解説:安梅 勅江さん)
「ほめないといけないから、とにかくほめる」のではなく、子どもが何を求めているかを考えましょう。ほめることの本質は“子どもを認める”ということです。無理にほめるのではなく、声をかけるようにしましょう。

家の中と外とでほめ方が変わっても大丈夫?

img_vol4_04育児をしていると、家の外などの環境の変化によっていろいろなことが気になりますよね。
例えば食事中も、ご家庭でご家族だけで食べている時と、レストランなどで外食をしている時、またおじいちゃんやおばあちゃんと一緒にいる時など、それぞれのシーンでの対応があると思います。

いつも家の中では大きい声で子どもをほめるのに、外にいるときは周りの人の目が気になって、控えめになる場合もありますよね。このように家の中と外でほめ方が変わってしまう場合などは、子どもに影響はないのでしょうか。

『子どもに関心を持っていることが安心感に繋がる』
(解説:倉石 哲也さん)
家の中と外では周りの環境が全く違うので、子どももその違いを察知できます。環境に合わせてほめ方が変わることを気にしなくても大丈夫です。
外にいるとき、声に出して子どもをほめたい場合は、子どもが近くに寄って来たときに、耳もとで声をかけてあげると良いですよ。
子どもにとっては、親が自分に関心を持っているということが、安心感に繋がります。

●言葉以外のほめ方
言葉で伝えるよりも、声のトーンを変える、表情を変えるなどの言葉以外のコミュニケーションの方が、子どもには伝わることもあるので、ほめるときは雰囲気を大事にしてください。
言葉にとらわれず、子どもを気にかけ、認めてあげることがほめることに繋がります。
子どもの様子に合わせて、下の画像のように、ほめ方を変えると良いですよ。

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『遠くからでも見守っていることを伝える』
(解説:安梅 勅江さん)
離れた場所から子どもをほめる場合は、親指を立てて「グーッ」とするなどの仕草で見守っていることを伝えると良いですよ。
直接、言葉でほめなくても、「見守っているよ」「喜んでいるよ」ということが子どもに伝われば大丈夫です。

今回の特集は、いかがでしたでしょうか。

img_vol4_06これまでご紹介した専門家のみなさんの解説から、「“ほめる”ということは、子どもを“認める”こと」ということが伝わったのではないでしょうか。育児中は、どうしても「子どもの悪いところや足りないところが気になりがち」です。でも、「子どもの個性を認め、ほめてあげる」ことで、ママもお子さんも楽しく幸せな生活ができるようになるのではないでしょうか。
ぜひ、今回の特集の内容を実践して、「ほめてストレスのない育児」を目指してください。


育児のストレス解消特集

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